ふくら雀
昭和初期生まれの母が、
「昔は、振袖にはふくら雀が定番だった」と言っていました。
私が着付けを習っていた当時、最初に教わる変わり結びはふくら雀で、基本でした。
それから変わり結びは、着物、帯自体のデザインの変化と、帯の長さ、帯地の改良により複雑な帯結びが可能になり「ふくら雀」は結ばれる事が少なくなりました。
最近は、成人式などではあまり見かけなくなりましたが、今でも時々リクエストされることがあります
当教室では、仕上がりの形は崩さず、現代の感覚にマッチした結び方を再度見直し、
簡潔な手順で結べるよう研究をしております。
シンプルな手順ですが、左右対称に形を作り、
かつ、帯の柄の見せ場を計算することも重要です。
雀が羽毛を膨らませ、厳しい冬を乗り切る。
そしてその膨らんだ姿がまるく愛らしい。
そんな姿を想像しながら、羽根、お太鼓を
形作ると良いですね
さち着付け教室
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