東バ スタジオ・パフォーマンス | バレエ・コンサート三昧

バレエ・コンサート三昧

サラリーマンのバレエ・コンサート日記、その他、日々思うこと

東京バレエ団「スタジオ・パフォーマンス」(2/13)

目黒通り沿いの東バのスタジオ(稽古場)で行われたスタジオ公演。
あの存在感のある建物、練習場に入るのは初めて。
たくさんの思いの込められたスタジオ。
そこに足を踏み入れるだけでも感慨深い。
絵画やバレエ衣装が並ぶ内装もシック。
なかなか豪華。
公演が行われたスタジオは、普段ダンサーの方々がリハーサルをしているところなのかな・・・
天井も高く、広々とした空間。

公演は、バレエ団のダンサーによる振り付け作品の発表会的なもの。
いろいろな作品があって、バラエティに富み、見応えのある作品もたくさん〜!

新国バレエもDance To The Futureという似た様な公演があったけれど、今シーズンは無し。
来シーズンは復活するけれど、今シーズンもやって欲しかった。。。

新しい作品を創るということは、その過程でものすごいエネルギーが生まれるし、ダンサーの方々にとってもそれが素晴らしい経験であることは舞台を観れば一目瞭然。

初めての作品を観るのはいつもワクワク。
すべての作品が世界初演。
どんな作品だろう〜
もしかして大傑作が生まれかもしれなくて、そうしたら初演の客席にいたことは自慢できるな〜 などと思いつつ・・・(笑)

東バで注目してるダンサーは3人。
新国から移った足立真里亜さん、去年の夏にオーロラで主役デビューした秋山瑛さん、そして、昨年のクリスマスパーティーで知り合った上田実歩さん。
スタジオ公演でも、3人がそれぞれの作品で、それぞれの個性を生かして、とても素敵な踊りを観せてくれた〜♪

真里亜さんは、紅一点の作品で、美しい踊りをたっぷりと。
真里亜さん、素敵なダンサーになったなぁ〜
踊りがますます大きくなって、パワーも美しさも、優しさや温かさもUPして・・・
新国時代から応援していた真里亜さんがどんどん輝きを増して、こうして活躍の場を広げていくのを観られて本当に嬉しい♪

瑛さんは、独特の雰囲気の斬新なコンテ作品に出演。
瑛さんも作品の中で紅一点、輝きのある素敵な踊り♪
瑛さんは、踊りがダイナミックでキレのある美しい踊り。
ソロで踊る時のあの輝きはうっとりするほど素晴らしい〜☆!

実歩さんは、公演の最後を飾るトリの作品で、マーラーの美しい音楽(交響曲第5番4楽章アダージョ)に乗せて、しっとりと、思いを込めた踊りを観せてくれた〜♪
10人で踊るこの作品。川島麻実子さんや渡辺理恵さんと一緒に踊っても美しさや輝きで負けない実歩さんの踊りは、温かくて優しくて、密度の濃いとても素敵な踊り。
音楽と一体化したその磨き抜かれた踊りにすうっと惹き込まれてしまう〜

作品の中で、特に印象に残ったのは2つ。
岡崎隼也さんの「理由」と実歩さん達が踊ったブラウリオ・アルバレスさんの「アダージョ」。

「理由」は、4人の女性ダンサー(沖香菜子さん、加藤くるみさん、政元絵美さん、伝田陽美さん)によるパワーのある作品。
ロミジュリの音楽に乗せて始まるこの作品、プロコフィエフのドラマテックな音楽に負けることなくエネルギッシュに踊った4人は本当に素晴らしい〜♪
女性の強さと美しさを存分に堪能!
もっと観たい!また観たい〜♪
と思う作品。

「アダージオ」は、静かに、深く、人の思いと愛を踊りに込めた作品。
美しいマーラーの音楽に溶け込む独特の作品の雰囲気が素晴らしい〜
人が生きていくことの美しさと哀しさを、10人のダンサーの生き様を通して舞台に映し出す・・・
この作品も是非また観たい〜♪!

そのほか、「ドアが閉まります」という楽しい作品でキレのある踊りを観せてくれた秋元康臣さんや、久しぶりに観た中沢恵理子さんの元気な踊りも印象に残った〜☆

観客は200人くらい。
休憩なしの1時間15分ほどの公演。
あっという間に終わってしまった・・・

いくつかの作品は今後の公演で再演される可能性があるらしい。
楽しみ〜☆!

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