※陽性判定後の記事です。

2017年10月から書き始めたこのブログ。
今回をもって、お引っ越しいたします。

元々はただの新婚日記のつもりで書き始めたこのブログでしたが、だんだん妊活ブログになり、同じように不妊治療を頑張っていらっしゃる方々の参考になったり、励ましになれたら嬉しいなという想いでオープンに書き続けてきました。


不妊治療は肉体的にも精神的にも経済的にも本当に大変でした。

・様々な激痛の検査や採卵手術
・頻繁な通院
・大量の薬の服用
・高額な治療費(約2年で合計約200万払いました)
・毎日の注射
・仕事と通院と家事のストレス

でも、もっともっと長い期間辛い治療を続けていらっしゃる方もいるので、約2年で終わった私はラッキーなほうかもしれません。


妊娠に良さそうと思うことは多少お金を払ってでも色々試してみました。

・不妊治療鍼灸
・漢方
・ヨモギ蒸し
・リフレクソロジー(足つぼマッサージ)
・骨盤矯正
・酵素浴
・酵素水素カプセル
・ホットヨガ
・ジム通い

でも、勉強や仕事と違って、努力したからといって、高額な費用を払ったからといって、報われる訳ではない辛さ。

いつまで頑張り続ければ授かれるのか分からない、出口が見えない辛さ。

良好胚盤胞(5AA)の移植が連続で陰性に終わった後の「このままずっと授かれなかったらどうしよう」「自分はもう一生授かれないかもしれない」という不安やプレッシャー。

最大級に期待しては、どん底に突き落とされるを繰り返す『感情のジェットコースター』。

妊活のために普段の生活で色んなことを心がけているのに、結果に結び付かない虚無感。

老いる親に早く孫を抱かせてやりたいと思う焦り。

通院のため急な休みをもらうときの職場の人たちに対する申し訳ない気持ち。

妊活を最優先にするために、やりたいことを犠牲にしなければならない苦痛。

不妊治療を経験した人でないと分からない辛さがあると思います。

でも、やっぱり不妊治療を受けられるのは幸せなことだと思います。

不妊治療には『希望』があります。

孤独だった婚活時代と違って、隣には支え合ってくれるパートナーもいます。

そのことに感謝しながら、私はくじけそうになりながらも地道に前に進んできました。


幼い頃から超健康体と親に言われて育った自分がまさか高度生殖医療の力を借りることになるとは結婚当初は思ってもみませんでした。

結婚してすぐの子宮頸がん検診でかなり悪い結果が出たことをきっかけに、早い段階で婦人科病院に通い始められたことは良かったと思います。

そして、人工授精で主人の精液検査結果がかなり悪かったため、産婦人科の先生がリプロ大阪の受診を主人に勧めてくれたお陰で、リプロとの出逢いがあり、早い段階で「重度の精索静脈瘤」が発覚し、手術が出来たことも本当に良かったです。

何より、デリケートな男性が多いなか、自分の検査や手術を嫌がらずに素直に受けてくれた主人。常に協力的にサポートしてくれた理解のある主人に心から感謝です。

約2年間の不妊治療を経て、『妊娠は奇跡』なんだと、私たちみんな一人一人が『奇跡の命』なんだと痛感しました。

辛かったけど、意味のある2年間だったと思うし、すぐに授かったら味わえなかった貴重な経験が出来たと今となっては思います。


このブログでは1300人以上という多くの方々にフォローいただき、本当にありがとうございました。

このブログを通して、同じような治療仲間の方々とつながることができ、孤独になりがちな不妊治療ですが、多くの励ましやアドバイスのお陰で乗り越えることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

このブログはそのまま残すので、過去の記事が今治療中の方、これから治療をスタートされる方の何かお役に立てたら嬉しいです。


今治療中の方、辛いときもあるかもしれませんが、泣きたいときはとことん泣いていいと思います。一人で行き詰まったら、不妊カウンセラーさんとか誰か頼れる人に頼って欲しいと思います。

子宝を願う全てのご夫婦に可愛い天使が舞い降りることを心から願っております。

そして、高度生殖医療技術がますます発展すること、不妊治療費の医療保険適用の拡大を強く願います。



新しいブログはこちらです下矢印

私の今後に興味のある方、見守っていただける方は今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m

本当にありがとうございました!!

↑ハワイのワイマナロビーチにて