H様のご支援による小型井戸が完成しました。

カンボジアの建設会社 KHJ Constructionsから届いた写真と報告書の内容です。

 

カンボジア井戸支援報告書(プラサート

プラサート村レムリーさんの宅の井戸が完成していました。
水量水質とも良好で現地の人々の生活にて活躍しております。

 

ナイリアンさん レムリーさん カンルックさんより

 

『支援者の方に奇麗な水の井戸を寄贈して頂きありがとうございました。離れたお寺の井戸の水を汲み行かずに済み、家の前に井戸がありすごく助かりますし、普通の生活が出来てとても嬉しかったです。支援者の方に本当に感謝致します。

 

お坊さんに私たちは日本人支援者の方に井戸を作ってもらいました、と報告したらお坊さんも喜んでもらいました。井戸を大事に使って行きたいと思います。支援者の方もお体に気を付けてお過ごしください。』

 

 

 

動画のリンクです。

https://youtu.be/xeE9IhBckQY

👇動画内の会話翻訳

 

撮影者『井戸をもらって嬉しい?』


ナイリアンさん『子供が嬉しいですと返事しました。水があって嬉しいです。本当にありがとうございました。支援者の方に井戸を支援して頂き、本当に感謝しています。ありがとうございました。とても嬉しいです。』

 

 

H様のお陰で現地の人々の衛生状態および生活水準が改善され、大変喜んでもらっております。 ご支援いただき誠にありがとうございました。

                                       KHJ Constructions Ltd


■井戸建設地の村の家族の紹介です。

(井戸建設前の様子です)

 

住所 カンボジア王国 アンコールトム郡 チュプタートラウ町 プラサート村

https://www.google.com.kh/maps/@13.6165625,103.7933776,45m/data=!3m1!1e3?hl=ja

 

井戸候補地は、田舎の村の外れにある3つの民家です。

連なった敷地に親戚同士で住んでいます。

お寺のお坊さんから、貧しくて井戸が無くて困っている家庭と紹介して貰いました。

 

3家族で9名で暮らしています。

普段の飲料炊事水は東に1.7Km離れたお寺の井戸から貰っています。

その他、水浴びや洗い物などの水は近くの池の水を使っています。

 

 

1家族目

レムリー(夫24歳)日雇い農業(主にキャッサバ、米)

カンルック(妻21歳)日雇い農業

リーヘン(長男1歳2か月)

 

日給約5ドルか現品支給で農業をしています。一日の稼ぎは悪くないですが毎日仕事がある訳ではないですので現金収入は少ないです。農業の仕事が無い時は魚捕りなどもしています。

 

 

●2家族目

ナイリアン(祖母65歳)

チンタンニー(長女10歳)4年生

ムンリナー(次女8歳)1年生

 

子供の両親とも失踪しています。お互いに恋人を作って逃げてしまったそうです。

おばあさんがお寺で食べ物を貰って来ることにより、2人の子供を食べさせています。

お寺に食べ物が無い時は、他の家族にご飯を食べさせてもらっています。

カンボジアの女性は年を取ると、宗教上の理由で頭を坊主にすることがよくあります。

 

 

●3家族目

カンノット(夫32歳)魚の売買、魚捕り

ワットリー(妻30歳)

ワットニー(長男8ヶ月)

 

 

この世帯は仕事の為、不在でした。

約30㎞離れたPuokという街で魚を仕入れたり、自分で捕まえて近くの村で売る仕事をしています。

月100~150ドルの収入があります。3つの家族では一番収入が多いとの事です。

 

 

下の写真、レムリーさんに水汲みに連れて行ってもらいました。

時にはおばあさん、女の子2人もバケツを持って水を汲みに行くそうです。

 

 

200mほど離れた民家の井戸で水を汲みました。

しかし、井戸作るにもお金がかかっていますので、他人の井戸を毎日使う事はできません。

人がいない時を見計らい勝手に使わせて貰っています。

 

使えそうにない時は1.7㎞離れたお寺の井戸を使わせて貰っています。

しかし、距離が離れているため時間と体力の問題で出来れば近くで済ませたいそうです。

子供2人にも要領よく使う事を教えているそうです。

 

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貧しい村人このカンボジアの過疎の村では、日雇いで僅かな稼ぎで生活しています。

子供達が大きくなると出稼ぎにゆき、家族の生活を支えます。

 

生活を支えるため、両親が子供を置いて、タイやベトナムに出稼ぎにゆく場合もありますが、

2つ目の家族の両親のように、出稼ぎに出たまま、帰ってこないというのも珍しくはないようです。

 

井戸ができることで、子供たちが水汲みから解放され、勉強をする時間が増えることで、未来の可能性を拡げることができます。

 

村人達の生活環境が大きく改善されるだけでなく、貧しい環境の中で、強く生きてゆくための精神的な支えにもなります。

 

首都プノンペンは、急速な経済成長を遂げているカンボジアですが、少し田舎に行くと、厳しい環境の中で、貧しい生活を強いられている人々が、今尚、たくさんいます。

 

カンボジアには、日本以外にも、海外のNGOから多くの支援や援助が入っていますが、田舎の本当に貧しい村には、なかなか支援が届かないのが実情だと聞いています。

I

I様、貴重なご支援を本当にありがとうございました。

 

 

バラコミでは、カンボジアの建設支援会社(KHJ Constructions)を通じて、貧しい村、小学校への井戸支援・小学校建設支援を行っています。

お預かりした寄付は100%現地に届け、一切の手数料、経費等も受け取っておりません。


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