I様のご支援による小型井戸が完成しました。

カンボジアの建設会社 KHJ Constructionsから届いた写真と報告書の内容です。

 

カンボジア井戸支援報告書(スラエロボン

スラエロボン村ロムルーンさん宅の小型井戸が完成いたしました。
水量、水質ともに良好であり、地域の人々はとても喜んでもらっています。

 

 

 

普段は昼間、みなさん仕事をしに行きますが井戸の記念写真を取る為に皆集まってくれました。みんな嬉しそうです。

 

ロム ルーンさんより

『生活に水が大切です。前は水を買いますからとても大変でした。でも今は井戸が出来て前と全然違います。生活的に良くなっています。きれいな水を使えるし、お金もかかりませんし心が楽です。家にお客さんが来た時も井戸があるから誇らしいです。


私は牛の面倒をみていますから牛を水浴びも井戸の水を使っています。前は水が買うから1週間に2回くらいだけ牛を水浴びします。カンボジアの季節は雨季と乾季がありますがだいたい暑いです。ですから牛が可哀そうですけどしょうがないです。しかし今は毎日牛を水浴びできています。


全部支援の方お陰です。井戸を支援してくださって感謝しております。支援者の方お元気で、いい人だけに会えるように祈っております。』

 

カンボジアの言い回しですが『いい人だけに会える』=『幸せな人生がおくれる』という感じの意味です。

 

洗濯、水浴び、洗い物は井戸のところで行います。炊事は水をバケツで台所まで持って行きます。

 

 

子供達も楽しく使っています。

 

その以外にも家の周りに野菜とか作物を植えるようになっています。それは食べる為に植えますが自分で食べた後で余ったものを市場で売れます。いくらかもらいます。このお金は貯金できます。

 

 

👇井戸の様子の動画です

https://youtu.be/8_pcK4u2JEw

動画の最初のところは、それぞれ名前を言っています。

 

I様のお陰で現地の人々の衛生状態および生活水準が改善され、大変喜んでもらっております。 ご支援いただき誠にありがとうございました。

                                       KHJ Constructions Ltd


■井戸建設地の村の家族の紹介です。

(井戸建設前の様子です)

 

住所 カンボジア王国シェムリアップ州スワイルー郡ベンメリア町スラエロボン村

https://www.google.com.kh/maps/@13.450342,104.2728057,193m/data=!3m1!1e3?hl=ja

👆グーグルマップリンクです。概ねこの位置で道路沿いになります。

 

アンコールワットで有名なシェムリアップの街から約70㎞、車で90分の場所になります。

有名なベンメリア遺跡からさらに5㎞奥地に行ったところです。

 

井戸を使用予定は2家族7名の人間です。現在は水タンク車の業者から水を買っているそうですが、その水も非常に汚く困っております。

 

撮影当日に会えた人は皆が教育を受けたことがない様で、家族構成を聞きだすだけでも困難でありました。言葉が通じても意味が通じず、教育の大事さを感じました。

 

1世帯目

ロムルーン 60歳 おばあさん 牛の面倒を見る仕事

テリー 26歳 夫 木工や農作業のアルバイト 田んぼ仕事の日給約5ドル(撮影時不在)

チャンライ 20歳 妻 農業アルバイト

ラスマイ 1歳6ヵ月 長女

 

以下、1世帯目の家族と家の様子の写真になります。

 

 

●2世帯目

カラー 22歳 夫 日雇い農業(主にキャッサバ芋)

キェンピェン 22歳 妻 日雇い農業

ピエロン 1歳6ヵ月 息子

 

1世帯目から30mぐらい離れたところに住んでいます。

 

 

仕事は夫婦2人併せて日当10~15ドルです。繁忙期には良い稼ぎと言えますが、安定して仕事がある訳ではありません。

 

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建設地の村の家族は教育を受けておらず、現地のスタッフの方が、家族構成を聞き出すだけでも、苦労したとのことでした。おそらく読み書きもできないだろうと思います。

 

カンボジアの貧しい村では、今でも、家の手伝いの為に学校に行けない子供達がたくさんいます。

 

井戸ができることで、子供達は水汲み作業から解放され、学校に通える子供達が増えることになります。経済的にもゆとりができるので、親が子供に学校に通わせる余裕も生まれます。
 

井戸ができることで、村人達の生活環境が大きく改善されるだけでなく、子供達の未来の可能性の為にも大きな支援ができます。

 

今回、I様の支援により、井戸が建設され、子供達の未来を守り、希望をもたらすことができました。

 

首都プノンペンは、急速な経済成長を遂げているカンボジアですが、少し田舎に行くと、厳しい環境の中で、貧しい生活を強いられている人々が、今尚、たくさんいます。

 

カンボジアには、日本以外にも、海外のNGOから多くの支援や援助が入っていますが、田舎の本当に貧しい村には、なかなか支援が届かないのが実情だと聞いています。

 

I様、貴重なご支援を本当にありがとうございました。

 

 

バラコミでは、カンボジアの建設支援会社(KHJ Constructions)を通じて、貧しい村、小学校への井戸支援・小学校建設支援を行っています。

お預かりした寄付は100%現地に届け、一切の手数料、経費等も受け取っておりません。


カンボジア井戸建設支援に関するお問合わせ・お申込みにつきましては、下記よりご確認下さい。

【バランスコミュニケーション・カンボジア支援HP 】
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