M様のご支援による小型井戸が完成しました。

カンボジアの建設会社 KHJ Constructionsから届いた写真と報告書の内容です。

 

 

カンボジア井戸支援報告書(ルムチェック村)

 

https://www.google.com.kh/maps/@13.4303848,104.124104,330m/data=!3m1!1e3?hl=ja

👆グーグルマップ情報、概ねこの辺りになります。

 

ソムラオン村のヤイブーンさん宅に井戸が完成いたしました。

水質水量とも異状なくヤイブーンさん達の生活で大変活躍しております。

 

リサさん15歳(ミッキーマウスのシャツ)より

『井戸はとても良いです。生活がとても楽になりました。前は水を使ったら汲みに行く必要があったので節約しながら使っていましたが、今は自由に使えます。畑の仕事が終わって家に帰ったら水をたくさん使って水浴びが出来ます。以前は帰宅前に池で汚れを落としていました。服の洗濯も汚れたら好きな時にできます。KAORUさんにとても感謝しています。』との事でした。

 

現地の様子、Youtubeより

https://youtu.be/NTOlzqkUiik

 

 

 

 

 

 

 

 

現地の皆様はとても喜んで井戸を使っており、とても生活が向上していると考えております。

ご支援いただき誠にありがとうございました。

 


                                      KHJ Constructions Ltd

 

井戸の建設地ソムラオン村の様子です。

(井戸建設前の様子です)

 

※カンボジアKHJより届きました候補地報告書の内容を記載しています。

↓↓ 

 

住所 カンボジア王国シェムリアップ州ソニコム郡クナポー町ソムラオン村

 

候補地はアンコールワットで有名なシェムリアップの街から50㎞離れた場所になります。

 

この近辺は、だだっ広く土地が開けた感じの場所です。

ポツンポツンと家があり人口密度が小さい感じです。

 

候補地のヤイブーンさんの一族はお米とカシューナッツで生計を立てております。

現在の水の使用状況は1㎞離れた公共の井戸を使っており、

1日バケツ約10杯を運んでいるそうです。

 

家は3つあり、全部が親戚で何家族とは言いにくいですが、

全員で16人おり、写真にいない人間はカシューナッツの収穫

作業に出ております。

家の近くで作業していた人間だけ集まってもらい写真を撮りました。

 

下の写真の人々

ヤイブーン(62)老婆

トゥーン(36)青シャツ男性

プーン(35)白ズボン

リサ(15)左

ソカー(12)赤シャツ

ソリン(10)

シナン(7)

 

 

 

ソームフンさん81歳です。体が悪く、さらに釘を踏んで歩けないそうです。

 

 

家の中の様子です。寝床と神棚しかない印象です。

 

 

小さなソーラーパネルです。車両バッテリーを充電し、電球2つと携帯の充電に使います。

 

 

牛一頭を飼っています。田んぼの仕事に使い最後は売ります。大事な財産です。

 

 

牛の餌の干し草です。風で飛ばない様に木で押さえています。

 

 

 

子供たちの頭にゴミが付いていますが、これはカシューナッツの花です。

収穫作業でついてしまったそうです。

カシューナッツは1㎏約1.5ドルで農家から業者へ売ることができます。

 

これは非常に高価な作物なのですが、取れる量が多くなく収穫の手間もかかるので儲かるとも言いにくいです。

 

一族で小さなカシューナッツの畑を持っており年間で60ドルを生み出し、あとは他の地主のところへ収穫のアルバイトへ行きます。日給は2.5ドルです。

 

子供たちの頭にはシラミが湧いておりました。

田舎では普通です。

 

 

 

 

↓他の家の様子です。

蚊帳があり、ちゃんと寝れるようになっています。壁は半分壊れています。

 

 

↓他の家の様子です。

主に台所のようですが、ここでも寝泊りをしています。

 

 

↓他の家の様子です。

今は米を保管しているため、人が寝るスペースはありません。

 

 

 

リサさん15歳にどうやって水を汲んでいるか見せて貰いました。

 

『肉体的な辛さはあまり気になりませんが、毎日離れたところからやってきて水を持って帰るのは惨めです。この井戸は誰でも使っていいはずだけど、地元の人は私たちが井戸を壊さないかと嫌な顔をするし、貧乏な人たちだとバカにしている。妹が水を運ぶのを嫌がるが、その気持ちは私もよくわかります。』と言っておりました。

 

 

道中の道です。

何もないです。

普段は早朝に水を汲むので暑くないそうですが、昼だった為、灼熱の暑さでした。

 

 

道中です。

前方の森の様に見えるところに家があります。

 

 

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井戸ができたことで、水汲み作業から解放され、いつでも間近で安全で衛生的な水が使えるようになりました。

 

金銭的にゆとりがあれば、村人達でお金を出し合い、井戸を建設することもできますが、貧しい村人達には、その余裕はありません。

 

自分達の井戸がないというのは、田舎の人達にとっても、恥ずかしい事のようです。

「井戸が出来たことで、周りの目を気にしなくてよくなった」というような村人の感想を良く聞きます。

 

井戸ができることで、村人達が自信をもって生きてゆくことができる、心の支えにもなっているようです。

 

M様、貴重なご支援を本当にありがとうございます。

 

 

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