O様のご支援による小型井戸が完成しました。

カンボジアの建設会社 KHJ Constructionsから届いた写真と報告書の内容です。

 

 

カンボジア井戸支援報告書(ソムラオン村)

 

住所 カンボジア王国シェムリアップ州ソニコム郡クナポー町ソムラオン村

https://www.google.com.kh/maps/@13.4277836,104.0774789,172m/data=!3m1!1e3?hl=ja

👆グーグルマップリンク、概ねこの位置になります。

 

ソムラオン村のハーンさん宅に井戸が完成しました。

 

水量、水質ともに良好で毎日活躍しております。

 

使用用途は生活すべての水(飲料、炊事、洗濯、水浴び、トイレの後のお尻洗いなど)という事です。

 

 チュー・ソックさん(コロナちゃんのお母さん)より

 

『井戸ができて良い事は、水汲みがとても楽になったこと。飲み水が綺麗になったこと。洗濯や水浴びで水の節約をしなくて良くなったことです。井戸が出来た時は、嬉しくて夜に眠れなかったです。実家にも井戸がなかったから本格的に生活に井戸を使うのが初めてでした。』

 

マップ・モンターさん(コロナちゃんの父親)より

 

『井戸を寄贈して頂きありがとうございました。毎日妻と子供、近所の人が使っています。妻の仕事も楽になるし、子供にも衛生的な水を飲ませる事ができるし、暑い時に水浴びもできます。みんなが喜んでいます。』

 

ビデオ

https://youtu.be/DCGOd5xjV1c

ビデオリンクになります。

 

候補地調査の際、乳幼児に池の白い水を飲ませているのを見て大変ショックを受けていたのですが、O様のご支援のお陰で事態が改善されました。現地の方々からも大変喜んで使って頂いております。この度は井戸をご寄贈頂き誠にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

                                        KHJ Constructions Ltd

 

井戸の建設地ソムラオン村の様子です。

(井戸建設前の様子です)

住所 カンボジア王国シェムリアップ州ソニコム郡クナポー町ソムラオン村

 

今回井戸を使用するのは下記の3世帯です。

現在、水は家から300mほど離れた池の水を使っています。

 

 

●高床の家の世帯

祖母 ヤイ・ヌーンさん65歳孫と同居、

父はタイ、母は首都プノンペンへ出稼ぎ

子供4人アートーイ、クマウ、ノッイ、ホイ

出稼ぎの父母から必要に応じ、仕送りが送られてくるが、金額は決まっていない。

 

 

 

●赤い家の世帯

夫マップ・モンター23歳、マンゴー、ドリアン、カシューナッツ、ミカンなどの苗を植える会社で勤務

妻チュー・ソック20歳 家事、子育て

子供コロナ1歳(生まれた時にコロナが話題にあがっていたからコロナと命名)

月の収入100-150ドル

半年前に妻の実家から土地を買って独立、自分で材料を集めて家を建てた

 

 

 

 

●銀色の家の世帯

夫ソット、タイとベトナムへトラックを運転してキャッサバとお米を運ぶ仕事

妻ロアット、いろいろなアルバイト

子供2人

夫のソットが遠くに行っている時は、妻と子供は親戚の家に行っている

この世帯も赤い家と同じ時期に土地を買い家を建てた

 

 

 

 

アートーイちゃん9歳が水汲みを見せてくれました。

 

 

颯爽と家の裏の方へ走って行って行きます。

 

 

カメラが追いつくのを木陰で待ってくれていました。

 

 

ロープ付きのバケツで器用に水を汲みます。このバケツは塗料の容器で20ℓです。

 

 

小さな体ですが、軽々と水を汲み、軽々と持って帰りました。

重たいか?と聞くと軽いと言っておりました。

水が汚いのですが、もう少し綺麗な日もあるそうです。

 

 

この池は、盛り土の土を採取するために掘られた穴です。平地がほとんどのカンボジアでは土は資源、そして穴を掘ると水が出る土地が多いです。

 

 

コロナちゃんの為に譲ってもらった浄水器です。砂で濾過するタイプです。

 

 

 

料理で使う水は、タライに入れておき、土が沈んだらクーラーボックスに入れます。

ゴミが入らない様にフタ付のクーラーボックスを使っています。これは飲料水の扱いです。

 

 

浄水器を通した水を飲む、コロナちゃんです。こちらの家庭では普通の事なのですが、ちょっと心配になります。

 

 

炊事場の様子です。洗い物や洗濯などは、汲んだ水をそのまま使います。

 

 

この地域の人は内戦時代からすると平和で道具もあるから昔より良くなっていると言いますが、大変劣悪な環境であると言えます。

 

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井戸ができたことで、遠くの川まで水汲みに行く必要がなくなり、いつでも衛生的な水が使えるようになりました。

 

コロナが流行っている時に産まれたから、コロナと名付ける。というのも、何ともカンボジアらしい感じもしますが、コロナちゃんが、健康に育ってくれたら良いなと思います。

 

O様のご支援のおかげで、村人達の生活が守られることになります。

 

子供達も、水汲み仕事からも解放され、勉強や遊びに時間を使うことができます。、

 

O様、貴重なご支援を本当にありがとうございます。

 

 

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