M様のご支援による井戸が完成しました。
カンボジアの建設会社 KHJ Constructionsから届いた写真と報告書の内容です。
M様ご寄贈の小型井戸が無事に完成いたしました。
水量、水色も良好です。水質調査ではヒ素も検出されず、毎日井戸は大活躍しています。
写真では2名しか住人がおりませんが、昼間は皆畑仕事や学校などに行っているという事です。
3家族27名が飲料、炊事、洗濯、水浴びなどに使用しています。
『本当にありがとうございます。綺麗な水が好きなだけ使えて本当に嬉しいです。
汚い水は心にも体にも良くないです。今はとても気持ちよく生活しています。』 とのことでした。
ソムロン村の井戸はとても大事にされ、 現地の生活にとても役立っています。
井戸建設は大成功でありました。
M様、井戸のご寄贈頂き誠に有難うございました。
KHJ Constructions.Co,LTD
下記は、井戸建設地のソムロン村の情報です。
■場所
シェムリアップ州ソニコム郡クナーポー区ソムロン村
(シェムリアップ中心地から約50㎞)
■建設後の井戸使用家族と人数
<総計3家族27人>
・ボージェーンさん
・コウンさん(56)一家 15人
・ポーンナックさん(28)一家 6人
■水使用現状
雨水 or 池の水
乾季や雨が降らない時期は、池の水で、排せつ、炊事洗濯、飲み水まで賄っているということです。
村に住む家族は、他の村民居住区からかなり離れており、近隣の村まで井戸水を汲みに行くことも難しいということでした。
■経済状況
職業:農家(野菜等栽培)
ボージェーンさん一家の月収:35~125$
水の確保は雨水のみであるため、農業の収入も安定せず、雨が降らない乾季には収入はほとんどなく、
家族は、生きていくだけで精一杯という状況でした。
家は草木のみで作られ、家畜小屋はほぼ形をなしておらず、野草や森の獣などを捕って食べているということでした。
M様の支援により、井戸が建設され、常に安全な水を確保できるようになりました。
水が使えるようになったことで、乾季の時期にも農業が可能になり、収入を安定させることもできるようになりました。
首都プノンペンは、急速な経済成長を遂げているカンボジアですが、少し田舎に行くと、このような環境で生活している貧しい人々が、今なおたくさんいます。
カンボジアには、日本に限らず、海外のNGOからも多くの支援や援助が入っていますが、田舎の本当に貧しい村には、支援が届いていないのが実情だと聞いています。
バラコミでは、大きな団体からの支援が届かない地域への井戸支援を行っています。
M様、貴重な支援をありがとうございました。