大変遅くなりましたが、3校目のカンボジア小学校建設支援の建設地が決まりましたのでご報告させて頂きます。

(※2月中旬より建設を開始しています)

 

 

建設予定地:カンボジア・クロチェ州チュロー群 ドムレーイポン町・クローイ村

 

 

建設予定地の報告書は下記よりご確認ください。

 

◆カンボジア小学校建設候補地の詳細(その1)

◆カンボジア小学校建設候補地の詳細(その2)

 

 

今回3校目の候補地の決定までの経緯について、1校目のYEB小学校、2校目のMAT小学校とは、いくつか相違点があります。

 

 

■建設地について

 

YEB小学校・MAT小学校に関しては、学校のない村への建設を前提に、KHJ(カンボジアの建設支援会社)に候補地を探してもらいました。しかし今回は、KHJからの推奨があり、すでに小学校のある村へ建設することになりました。

 

 

【理由】

※下記はKHJからの推奨理由です。

 

○校舎の必要性が高い。

 ・現状の校舎では生徒が収まらず、青空教室で多くの子供達が勉強している。

 ・今後さらに生徒数が増える可能性がある。

 ・校舎が足りないことで進学率が下がってしまう可能性がある。

○村人と先生達が非常に教育熱心である。

○村に産業があり、活気がある。今後の発展が期待できる村である。

○建設後、学校運営を安心して任せられる先生がいる。

○2校目のMAT小学校への経路にある為、訪問しやすい。

 

 

本来であれば、学校のない村に学校を建設することで、村の人口が増え、就業率が上がり、村が活性化し、発展してゆくことが理想的だと思います。

 

 

ただ、学校の運営については、現地の村人や先生達が、どれだけ情熱と責任をもって関わってくれるかに託さないといけないところで、過疎の村では学校運営の継続が難しくなるというリスクがあります。

 

 

リスクを前提に考えた時に、建設後の運営を安心して任せられる環境があり、なおかつ校舎の需要が高いということで、今回の建設地として決定しました。

 

 

■建設地の決定方法

 

前回のMAT小学校建設については、4つの候補地より支援者の方の投票よって、建設地を決定しました。今回は投票制ではなく、KHJから推奨された場所への建設となりました。

 

 

私としては、投票によって建設地を決定するのが、支援者の方にも納得してもらいやすい方法だと思っています。ただ、実際に建設工事に関わるのはKHJで、学校を運営するのは、学校を建設した村の人達です。

 

 

現地の状況については、日本に住む私たちにはわからないことなので、私の信頼しているKHJの日本人スタッフの方の意見も伺った上で、今回はこちらの候補地に建設するのが最善だと判断しました。

 

 

ここまで長くなりましたが、

 

今回の4教室の小学校の建設費用は500万円です。建設費用につきましてはすでにKHJ宛に送金を完了しており、2月中旬より着工しております。順調にゆけば7月末までには完成となります。

 

 

学校の耐用年数は約50年と聞いております。

今回ご支援下さった、おひとりお一人の善意のお気持ちが、「学校」という形になり、多くのカンボジアの子供達の未来を応援できるということが本当に素晴らしいことだと思っています。

 

 

小学校が完成しましたら、落成式・小学校視察ツアーを企画したいと思います。時期については未定ですが、9月~10月ごろに考えています。

 

まだ先の話になりますが、一人でも多くの方に、カンボジアでの小学校建設落成式に参加いただきたいと思っています。

 

 

今後の進捗については、引き続き、ブログ、メルマガ、HPにて、随時報告をさせて頂きます。

 

 

ご支援を頂き、活動を応援頂き、見守って頂き、本当にありがとうございます。

 

 

バランスコミュニケーション

江見佐智恵