※こちらの内容は、本日のメルマガで配信させて頂いた内容です。

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【カンボジア支援(寄付および支援内容)のご報告】
2015年7月12日現在(2009年7月より)

■これまでの寄付総額:16,387,816円
【内訳】
○カンボジア小学校建設:10,696,212円
○カンボジア井戸建設:  4,707,430円
○クリスマスチャリティー :466,850円
○ルーツ研究会活動寄付(バラコミチャリティー基金開設前)
 ・セーブザチルドレン:437,324円 
 ・井戸支援:80,000円

※バラコミでは、活動費・運営費など一切の諸経費は全額自己負担しています。 頂いた寄付は全額現地に届けています。

■これまでの支援実績
○小学校 2校(YEB小学校、MAT小学校)
○大型井戸 16基
○小型井戸 50基

■これまでのおもな活動・イベントについて

小学校建設について、引き続き、3校目の建設に向けて活動を続けて参ります。
(2015年7月12日現在、1,431,280円のご支援を頂いております)
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おかげさまで、バラコミとしてカンボジア支援活動(井戸支援・小学校建設)を始めてから6年目を迎える事ができました。 

ご支援とご協力を頂きながら、活動を継続させてもらえていることが、本当に有難いなと思っています。

いつも、カンボジア支援にご支援とご協力を頂き、活動を支えて頂き、本当ありがとうございます。


昨年は、2校目の小学校として、コンポンチャム州ドンバイ郡サインチョムラーウン村に「MAT小学校」を建設することができました。

本当に凄い、すばらしいことだと思っています。本当にありがとうございました。






11月の落成式には10名の有志・支援者の方と共に参加させて頂き、とても素晴らしい、貴重な体験をさせて頂く事ができました。

落成式の様子については、こちらに掲載させて頂いています。


学校ができるまで子供達は、わらぶき屋根を木の枝で支えただけの、壁もないような小さな小屋で勉強をしていました。





50人も入ればいっぱいになる小屋に、150人以上の子供達が通っていました。

近くに学校がないので、10キロ以上も離れた場所から通っている子供達もいました。

授業は3交代制で行われており、先生はたった2人しかいません。

しかも雨季(5月~10月)になると、毎日雨が降るので、雨風をしのげない小屋で授業を行うことは出来ない状況だったのです。

当然のことながら、そのような環境で、子供達はこれまで十分な教育を受ける事ができませんでした。

学校に通える環境が整っていないことで、学校に通うことを諦めてしまう子供達も大勢いるという話も聞きました。

また、貧しい村では仕事がないので、親や若者たちは、お金を稼ぐ為に出稼ぎにゆきます。

しかし、まともな教育を受けていないために低賃金の限られた仕事にしか就くことができません。その結果、なかなか貧困から抜け出せない状態が続いてしまうのです。

カンボジアの貧しい村のほとんどが、このような実態であることを、現地を訪問したことで改めて認識することができました。


村に学校ができることで、

○村に多くの人が集まり、村全体が活性化すること。

○村の生活環境の改善と生活レベルの向上に大きな力になること。

○住む人たちに大きな希望が生まれ、生きる糧になること。

○これから学校に通う、何千人もの子供達とその家族の人生が大きく変わる可能性があること。

○ひいてはカンボジアという国の未来の発展にも影響するものであること。

このような可能性について、改めて強く実感することができました。


日本の一般人である私達のお金が、カンボジアの数千人かあるいはそれ以上の人達に対し、「教育により未来への可能性に貢献できる」ということが、どれだけ価値のあることか、どれだけ大きな可能性を生みだすことができるのか?を、改めて強く感じることができました。

ただ実際に、続いて3校目の小学校建設が出来るかどうかについて考えてみると、本当に実現できるのか?という不安も大きく、小学校建設支援を継続するかどうかについては、正直悩みました。

しかし、共に活動をしているメンバーや有志の方に励まされ、力強い言葉をもらいました。

そして、活動に賛同して下さる方、応援して下さる方がいる限り、この活動を継続させて頂こうと思いました。

私達の活動を応援して下さる方がいて、同じ志を持って活動できる仲間がいるということが、本当にどれほど有難くて、素晴らしい事なのかを実感しています。



また、この視察旅行では、井戸支援の必要性についても、再認識することもできました。


最近は、経済的にも発展を続けているカンボジアですが、少し田舎に行くと、そのほとんどが、電気もガスも水道もない貧しい村になります。

貧しい村では、自分達の力で井戸を建設することは難しく、綺麗な水を飲むことも使うこともできません。

井戸のない、ある村のおばあさんは、川で汲んだバケツ2杯の水を、飲み水から水浴びまでの1日分の水だと、大切に使っていました。

ある男の子は、家が貧しく、毎日の食事におかずはほとんどなく、雨水の溜め水で炊いたご飯に、しょう油をかけて食べていました。

それでも「毎日ごはんが食べられるだけうれしい」と、その男の子は話していました。



私自身、カンボジアの支援活動に関わらせて頂くまでは、このような世界の貧困について、いくらTVや記事などを通して情報を目にしたとしても、それは自分には関係のない、遠い世界での出来事でしかありませんでした。

しかし有難いことに、バラコミの支援活動に関わらせて頂けることで、まだまだほんの入り口かもしれませんが、そのような現実を見たり、肌で感じる事ができました。

そして、現在の日本に生まれて来れた事や、これまで自分が当たり前のように学校に通ってこれたことや、蛇口をひねるときれいな水が出る事にも、ほんの少しかも知れませんが、感謝できるようになりました。

同じ時代に生きる、同じ人間として、たまたま日本という豊かな国に生まれる事ができた私達が、何かほんの少しでも、役に立てることができればと、そんな気持ちで活動を続けています。


これからもお預かりした寄付を1円の無駄もなく有効に活用できるよう現地に届けたいと思っておりますし、可能な限り目に見える支援を続けてゆきたいと考えています。

また、支援者の方にとっての信用できる支援窓口の候補として、大事にしていただけるよう、更に誠実に活動していきたいと思っています。

どうかこれからも、支援の窓口としてのバラコミを、よろしくお願い致します。


バランスコミュニケーション
江見佐智恵





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