◎村人からのメッセージも届いています。
○ケームリンさん
私たちの家族は 5 人です。子供が三人います。
生まれたばかりの子どものために仕事などに精を出さなければなりませんが、一番心配事は安全な使用水がない事です。
今は井戸が出来るのでとても嬉しいです。我が家と近所の家からも近いので皆で一緒にこの井戸を使用しています。
この井戸が出来たおかげ様で市場で水を買う必要がなくなり、本当に経済的に助かっています。
以前一回水を汲むのに２０分も掛かってしまいましたが、今は５分ほどで済みます。1日３回水を汲んで飲み水を始め、料理用などに使い、おかげ様で安全に生活ができるようになりました。
本当にありがとうございます。
○近所の少年 15 歳
私の家族は 6 人います。元気で頑張っていますが、以前飲み水の事で両親が困っていました。今この井戸が出来てから、水を汲み上げるのは僕の仕事です。ちょっと疲れますが、綺麗な水を飲めますから嬉しいです。
なぜなら以前井戸がなかった時、もっと大変でしたから、貧乏の上に水を買わなければならなかったのでとても困っていました。
○シンデンさん（近所の人）
私は昔自転車に乗って水を買ってきます。前の日に自転車で水を買って、家族で使う水を用意しなくてはなりませんでした。
今ではパンの行商の前に少しの時間を利用し、水を手に入れることができるので生活が楽になりました。どうもありがとうございます。
○村長さん
以前は井戸がなく、この村の人々はため池を使っていました。
そのため体調を悪くする村人も多く、私たちも頭を悩ませていました。
村のお祭りの時には水を大量に使用しますが、乾季の時期に開催するので、毎回村人たちがお金を出し合って水を購入していました。
普通に水を購入した場合、1本 500 リエル(日本円で 15 円前後)ですが、それでも村人たちの生活を圧迫していました。
そのため飲み物や食べ物のために水を使うことはあったとしても、水浴びや手洗いのために水を使うことが出来ないことも多く、生活がとても不自由でしたが、現在では井戸が出来たので、みんな衛生的に生活するようになりました。
日本の支援者の皆様のお陰で私たちの生活は変わりました。本当にありがとうございます。
皆様の長寿と健康を祈っています。
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カンボジアの田舎の村に行くと、このようなカメに雨水を貯めて、飲み水や生活用水として使っている様子をよく見かけます。
井戸のない村では、雨水が貴重な生活用水となります。
とはいえ、このような状態ですから、虫やほこりも入り放題で、お腹を壊してしまう子供達も多いようです。
乾季（１１月～４月）になると、ほとんど雨が降らなくなるため、カメに水を溜めることも出来なくなってしまいます。
すると、遠く離れた川の水を汲みに出掛けることになります。
当然、川の水も衛生的ではありません。
お金に余裕があれば、水を購入することができますが、貧しい村では、そこまでお金がまわらず、厳しい生活を強いられている人達がほとんどです。
そういった問題から、村から出て行く人、タイやベトナムに出稼ぎに行く人も多く、さらに村は過疎化が進んでしまいます。
今回ご支援頂いた井戸は、９０３人（１８７家族）の村人で、使われるようになるとの事です。
井戸ができる事で、飲み水や生活用水が確保できるだけなく、畑を作り、そこから収入を得る事もできるようになります。
さらに、村の過疎化を防ぎ、村の活性化にも大きな力となります。
Ｎさま、井戸をご支援くださりありがとうございます。
■カンボジア井戸建設支援に関するご案内は下記よりご確認ください
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