バサックスラムの次は、くっくま孤児院へと向かいました。

以前は、薄暗くて今にも壊れそうな建物だった孤児院も、一昨年、在日韓国人の方の支援で、清潔で立派な建物になりました。

ここには、4歳から18歳まで、26人の子供達が生活しています。

はじめて訪れた時は、まだ幼くて小さかった子供達も、中学生や高校生になっており、ずいぶん大きくなったなぁとしみじみ感じました。

幼い頃に両親を亡くしたり、両親が貧困や病気の為に育てられなくなったり、出稼ぎの為に預けられていたり(そのまま引き取りに来ないこともあるようです)、みんな様々な事情があり、ここで生活しています。

子供達はみな、ご飯を食べたくても食べられない、貧しく苦しい時を経験しています。

孤児院ができるまでは、一日一食、しょうゆをかけたご飯だけしか食べられなかったり、お店の残飯をもらいながら過ごすような生活をしていました。

日本のNGOの支援が入るようになり、毎日学校にも通えるようになり、お腹いっぱいご飯を食べることもできるようになりました。

子供達は多くの方の支援に支えられている事にいつも感謝しています。そして、自分達も少しでもお金が稼げるように、毎日早朝から民族舞踊の稽古に励んでいます。

その踊りを見せてくれました。






踊りの後、一人一人日本語で自己紹介をしてくれました。

そして、将来の夢を話してくれました。



いちばん幼い男の子が、自己紹介の時に泣き出してしまいました。

理由を聞いてみると、練習の時は上手くできたのに、本番で思ったように踊れなかった事が悔しかったのだそうです。




その後、子供達と一緒に遊びました。次から次へと、色々な遊びを教えてくれます。

ジクソーパズルが流行っているそうです。いつの間にか、チーム対抗戦になっていました。










子供達がこれからもすくすくと成長し、しっかりと勉強して、それぞれの夢に向かって頑張って欲しいなと思います。