翌日から、いよいよツアー開始となりました。

初日は、「バサックスラム」「くっくま孤児院訪問」、そして「水祭り」(ボートレース観戦)でした。

バサックスラム、くっくま孤児院へは、カンボジアに行く度に訪問しています。

元気いっぱいの子供達に会いに行くのは、カンボジア訪問での楽しみの一つになっています。

2年ぶりに会った子供達は、ずいぶん大きくなっていました。


バサックスラム(孤児院)の子供達です。 

私達が訪れると元気よく出迎えてくれ、その後、カンボジアの伝統舞踊を披露してくれました。







踊りを披露してくれた後、「一緒に踊りましょう」と、子供達からのお誘いが・・・。子供達に手を引かれながらステージに上げられました。




ちなみに子供達は、この場所で寝泊りをし、ご飯を食べ、勉強しています。



ステージにあがり、これからいよいよ子供達とのダンスタイムです。




最初は恥ずかしながらも子供達のマネをしていると、だんだん皆ノリノリになってきました。

元気いっぱいの子供達とふれ合っていると、いろいろ取り払われていくように感じます。

AKB48の「ヘビーローテーション」など数曲、子供達の振り付けをマネしながら一緒に踊っていると、すっかり汗だくになりました。






その後、子供達ががスラムの中を案内してくれました。



このバサックスラム地区は日本のNGO以外にも、いくつかの海外のNGOが支援しているそうです。

2年前に比べると、建物が増えていたり、いくらか綺麗になっているような印象でした。

それでも、昼間から大人たちがお酒を飲んでいたり、トランプ(賭け事)をしていたりというのは日常的で、包丁振り回すような喧嘩などもよく起こっているということでした。




バサックスラム(孤児院)で生活をする子供達は、両親のいない子供達以外にも、親が働かない、育児をしないなどの理由で預けられている子供達がいます。

子供達はここで共同生活をしながら、近くの小学校や中学校に通っています。

中には子供が少し大きくなると、働かせる為に親が子供を連れて出て行くこともあり、それがきっかけで、よくない道に進んでしまう子供もいるのだそうです。

2年前に訪問した時よりも子供の数が減っていたのですが、そのような理由により、戻ってこなくなってしまった子供もいる。という話を聞きました。

罪のない子供が大人の都合で、学校に通えなくなるだけでなく、道を外してしまうようなことになってしまうのは、とても悲しいことです。

そのような親達の多くは、十分な教育をうけることができず、読み書きができなかったりします。

そのため、仕事に就くことができず、子供を育てることもできず、その結果、犯罪を犯したり、アルコールや薬に走ってしまうという流れに向かってしまうのです。



ここで生活する子供達が、これからも安全に生活できる事を、そして元気に成長してくれることを、心から願うばかりです。