カンボジアより小学校の建設報告書が届きました。


小学校建設は順調に進んでいるようです。
現在の教育施設で勉強している子供達の様子です。




「教育施設」といっても、壁も屋根も無い、写真のような施設です。

雨季になると(5月~10月)、カンボジアではほぼ毎日、スコールのような雨が降ります。

雨季の季節は、このような施設では勉強することも難しくなります。

みんな学校が完成するのを、どれほど待ち遠しく思っている事でしょうか。

子供達だけでなく、村の大人達も毎日工事の様子の見に来ては、学校が一日も早く完成する事を楽しみにしているそうです。

学校が建設されることで、教師の派遣など、カンボジア政府からの援助も受けやすくなります。

過去に井戸を支援した村でも、学校に通うことができず、読み書きが出来ないお母さんや子供達が沢山いました。

読み書きが出来ない事や、また最低限の教育を受けていないという事は、仕事をしたくても仕事がない、出来るとしても選択肢がほとんどないということなのです。

村に小学校があるかないかで、子供達の未来は大きく変わってしまうのだと思います。

だからこそ両親たちも、「何とか自分の子供に教育を受けさせたい」。そのような思いがとても強いのだと思います。

日本では学校があっても通えない、不登校などが大きな問題になっていますが、カンボジアでは学校に通いたくても通えない状態が問題になっている。そう思うと、いろいろ考えさせられます。