S様のご支援による井戸の完成報告書です。

 



この家族のお父さんは、地雷で足を失い、その後仕事をすることができなくなったそうです。

家族、近所の人達、皆で協力し合いお父さんを支えながら生活しているとのことでした。



これまでは1キロ以上離れた所にある井戸まで、毎日水汲みに出掛けていたのだそうです。

カンボジアの村を訪問した時、まだ幼い子供や、細い身体のお母さんが、水を汲んだ重たいバケツを運んでいる様子を何度も目にしました。

炎天下の中、毎日1キロ先まで水汲みに通わなければならない生活は、日本に住んでいると中々想像することが難しいです。

報告書にも書いてあるとおり、井戸が出来て子供達が一番うれしかったことは、「好きな時にいつでも水浴びが出来ること」でした。

綺麗な水でいつでも好きな時に、水浴びが出来る生活は、子供達にとって夢のような生活だったのかも知れません。

一年中、ほぼ日本の真夏のような気候のカンボジアで、喉が乾いても水が飲めない、好きな時に水浴びもできない事は、どれほど大変なことだろうと思います。

世界中で、普通に水道の水を飲むことのできる国は日本を含め僅かしかないという話を聞いたことがあります。

あまりにも当たり前すぎて有難いとも思わないことこそ、きっと本当に感謝すべきことなのだろうと思います。

S様、カンボジアに井戸を支援頂き、そして支援の窓口としてご利用頂きありがとうございました。


カンボジア井戸建設支援に関する詳細はこちら です。