錦繍 (新潮文庫)/新潮社
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「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」


別れた妻と元夫の偶然の再会。亜紀が元夫に宛てた一通の手紙から、互いの手紙のやりとりが始まります。


日本語の美しさと手紙という形態がとても調和していて、縦書きの無地の便箋に何枚にも綴られたそれぞれの手紙が目に浮かぶようでした。


手元に届いた分厚い封筒の封を切る時の、二人の息遣いや緊張さえも伝わってくるようでした。


離婚後、互いに知ることのなかったそれぞれの人生、長く胸の内に秘めていた本当の気持ち、それらを少しずつ、打ち明けてゆくことで、互いに癒され、理解しあい、自分の人生を歩んでゆく力を得てゆきます。


感情は理解されることで癒され、相手の気持ちを理解することで、カルマが解ける。


その過程やお互いの気持ちの変化が伝わってくるような物語でした。


美しい日本語、美しい文章でつづられた手紙のやりとりがとても心地よく、読み終えた後もじんわりと,

ちょっとせつないような、温かいような余韻に浸ることができました。



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