太極拳が教えてくれた人生の宝物~中国・武当山90日間修行の記 (講談社文庫)/講談社
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キャリア・マネジメント界の第一人者である在日フランス人デュボワ氏が、自分の人生をリセットすべくすべての仕事を中断し、太極拳発祥の山に90日間こもった。過酷な修行の末、師匠の教えについていけず失意のうちに帰国した彼の前に、ある日突然現れた“気づき”とは?人生の真実とは。  BOOKデータベースより


少し前に読んだ本ですが、とても読み応えがありました。


師弟関係というのは、おそらくどの世界でも厳しいものだと思います。しかし、武術や武道の世界のそれは、特に厳しいのだと思います。

武当山での90日の修業は、本当に過酷で、G師父の教えは非常に厳しく、そんな師匠に反発もしながらボロボロになりながらもついてゆく様子、激しい心の葛藤、G師父の愛情、読みながら何度も胸が熱くなりました。


私にも師匠がいますが、本当にこれまで師匠には恵まれてきたと思います。


現在のカルマ論の師匠、そして、以前の仕事での師匠、この2人の師匠に出会わなかったら、一体自分の人生はどうなっていたのだろう・・・と思います。


振り返ると、自分がピンチで、どうあがいても自分の力ではそこから抜け出せない状態だった時に、師匠達に出会っているのです。そんなピンチがあったからこそ、出会えたのだと思います。


カルマで考えるならば、おそらくですが、父が生前、多額の借金の保証人になり、そのせい借金が雪だるま式に増えてゆき、そのせいで家族みな、とても苦しい時代がありました。


当時はそんな父を恨んでいましたが、今思うと、父は私の未来の為に、ここで大きな徳を積んでくれたのだと思います。(借金の保証人になる⇒誰かの為に自分が犠牲になる⇒徳を積む)


父が、大きな犠牲を払って、誰かを助けたからこそ、私も助けられたのだと思います。


また父は、自分で商売をしていましたが、誰も頼る人がおらず、とても孤独だったのだと思います。おそらく師匠のような存在が欲しかったのだはないかと・・・。あと母の依存能力のカルマもあるかも知れません。


そんな両親のカルマのおかげで、私はよい師匠に出会うことが出来たのではないかと思っています。


武術の世界ではないですし、女性ですし、色々気を遣いながら、かなりかなり手加減して下さっているのだと思いますが、それでも弟子の立場からすると、師匠というのは怖い存在です。


ダメだしされてなんぼですが、いつもダメだしされています。今の師匠はもちろん、以前の師匠からもよく叱られました。


本を読みながら、非常に共感することが沢山ありましたが、師匠の言ってる意味がわからない、なんで怒られるのかもわからない。そして、「うぅ~」となりながら、心の中で反発するのです。


しかし自分がもう少し成長して、後から振り返った時に、「あぁ、あの時の言葉は、こういう意味だったんだ・・・」と気付いたりするのです。


これまでの事を色々振り返ると、厳しい言葉ほど、大きな愛情からの言葉なのだと思います。


そして厳しい事を言われるよりも、厳しい事を言う方が、何倍も何十倍もしんどい。ということも、最近になって分かるようになってきました。


大人になると、自分に本気で注意してくれる人はいなくなるものから、本当に本当に有難いことだと思います。



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