セッションの中で、クライアントの方から、


大平光代さんの話を伺い、著書を読みました。

だから、あなたも生きぬいて/講談社



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著者について

1965年10月18日生まれ。中学2年のときに、いじめを苦にして、割腹自殺を図る。その後、非行に走り、16歳のとき「極道の妻」となり、背中に刺青をいれる。養父・大平浩三郎さんと出会って立ち直り、中卒の学歴を乗り越えて、「宅建」、「司法書士」と次々と合格し、29歳で、最難関の「司法試験」に一発で合格する。現在、非行少年の更生に努める弁護士として、東奔西走する毎日である。

あまりに壮絶で、とくにいじめの場面は、途中読み進めるのが辛くなりました。

壮絶ないじめに遭い、割腹自殺を図った後、救命され、学校に戻ることになります。

その時にお母さんが、

「担任の先生がちゃんとしてくれたゆうてはるし、もう大丈夫やで。みっちゃんが学校いかへんなら、お母さん、もう道歩かれへん」

この言葉が、当時の大平さんをひどく傷つけます。それでも嫌われたくない一心で、学校に戻ることになります。

そして、そこから、更なるいじめを受けることになるのです。

その後に、非行に走りながらも、美容院のお姉さんの話に惹かれて、美容学校受験の勉強を始め、合格するのですが、それをお母さんに報告すると、

「高校行かんと美容学校にいくこと、親戚にどう説明したらええんやろ」

この言葉に再び傷つき、家から飛び出すことになりました。

このお母さんの「世間体」を大事にする気持ちが、この後、大平さんの非行をエスカレートさせることになるのでした。

大平さんのお母さんは、「世間体のカルマ」がとても強かったのだと思います。

世間体を気にしなくてはいけない仕事や立場、義務やルールの多さ、社会的地位などから、世間体のカルマは生まれるのだと思います。

そう考えると、それも仕方のない事なのだと思います。

カルマが強くあると、そのカルマを解消するように、出来事が発生しやすくなります。

つまり、世間体のカルマが解消するように向かうということです。

それは、「世間体なんて気にしてられない状態に向かう」ということなのです。

まさに、大平さんが非行に走り、極道の妻となり、背中に入れ墨を入れるという行為は、その流れなのだと思います。


こちらの本


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に書かれていたのですが、

先の著書は、当初の原稿は、出版されたものとは全く違う内容だったのだそうです。


その原稿をお母さんに見せたところ、


「こんな本ならださんとき。本を出すなら、みっちゃんがいじめられて苦しかった時に、お父さん、お母さんがどういう言動をとったのか、全部正直に書きなさい」


そんな言葉が返ってきて、先の内容もありのままを書くことになったのだそうです。


世間体を気にしていたお母さんが、そんな事を言うなんて、本当に驚いたと書いてありましたが、


大平さん自身の変化がお母さんをそうさせたのかも知れませんし、カルマが解けたということですが、それでも凄いことだと思います。


私自身、子育てをした経験がありませんから、親の子供に対する気持ちというものは、なかなか理解できません。


なのでこのテーマについて書ける立場ではないので、とても書きにくいのですが、


しつけや子育ての方法は、人それぞれだと思いますが、親が子供を大事に思う気持ちは、深い部分では、繋がっているように思います。


自分が子供の頃の親とは、絶対的な存在でした。しかし、今の自分の年齢は、すでに成人した子供がいてもいいくらいの歳になっていますが、それでもどれだけ未熟かと思います。


子供の頃に想像していた大人は、もっと大人なのだろうと想像していたように思います。


ましてや、大人の自分は、遠い昔の、子供の頃の自分の気持ちの多くは忘れてしまっているはずですから、子供の気持ちを理解することは、とても難しい事ではないかと思います。


さらに、親からすれば子供は、自分のカルマを渡す相手でもあるのですから、不本意な事を沢山してしまったり、いろいろな誤解が発生するような事が起こるものだと思います。


多くのカルマが母子関係から生まれている事を考えてみても、本当に難しいテーマだと思います。





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