プノンペン→カンダール州(大型井戸)

今朝は8時にプノンペンを出発して、車でシェムリアップに向かいました。約330kmの行程です。今

でこそ道は舗装されていますが、それもまだ3年前だそうで、それまではそれはそれはひどい道だった

ようです。この道路は日本の支援で舗装されているそうです。



まずは、大型井戸を建設する予定のカンダール州に向かいました。プノンペンを少し離れると、一気に

風景が変わります。のどかな田園地帯が延々と続きます。この辺りの家は、みんな高床式になっていま

す。今年は雨が少ないですが、雨季になると、胸の高さまで水につかることもあるのだそう。


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最初に訪れたのは、プレイドモン郡サーマキー村です。まずは村長さん宅を訪れて今回の井戸を掘る場

所を案内して頂きます。井戸を掘る場所は、郡長さん、村長さん、などの話し合いで、村の人達が使い

良い場所、特に貧しい家の地域、などが選ばれたようです。



ここに井戸を掘ります。といっても草しかありませんが・・・。

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左が村長さん、右が奥さんです。

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村長さんの話によると、この辺りは川も水もないために、雨季は雨水を貯めて使い、雨の降らない乾季

には、定期的に水を売りに来るので、水は購入しているそうです。10L=2500リエル 日本円で

約50円位です。 田舎の地域になればなるほど、仕事がなくこの地域は主にとうもろこし、こしょう

作りなどの農業をするか、プノンペンまでバイクタクシーや工員など出稼ぎに行きます。 それでもお

給料は月50ドル程度です。ですから、井戸が出来たら本当に有難いとみんな言ってました。


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一つの井戸で約40家族が使うことになるそうです。



村長さんに案内されながら、道なき道を進んでいきます。次に訪れたのは、ワットタメイ村です。

先程の村から車で20分位です。


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各家には大体このような大きな瓶があり、雨季の間はここに雨水を貯めて生活用水に使っています。

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雨季には胸の高さまで水につかるので、移動はこの船を使います。日本では考えられないですね。


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村では車も日本人も珍しいので、話をしているとぞくぞくと近所から人が集まってきます。


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この村には大型井戸を2基建設します。 約100家族の方が使うそうです。