昨日、貴船神社へ行った事をブログに書きましたが・・・ひとつ書き忘れた話がありました。

誕生日祈願の願い事の欄に、何をお願いしますか?? とニコニコ愛想のいい神主さんに

訪ねられ・・・「えっと・・・、そうですね。 じゃぁ、心願成就と商売繁昌にします」 と答えた私。

そして、用紙の空欄にいざ、書こうとしたら、「心願成〇 商売繁〇」 〇の部分の漢字が

思い出せない・・・。絶対に自分でも知っているはずの漢字が出てこないのです。

恥ずかしながら、「どんな字でしたっけ??」と訪ねると、笑いながら丁寧に教えて

下さいました・・・。(恥) これって、「無力化された」 といえます。

明らかに頭が回らない感と、絶対知っている漢字のはずなのに出てこない感じが、あぁ、無力化

されている・・・。と実感したのでした。



ちょっと、解説します・・・。

ある事に対して、自分よりも能力が高かったり、精通している人の近くにいると

自分の実力が発揮できなかったり、知っているはずの内容が思い出せなかったり、

頭が回らなくなったりすることがあるのです。

私の場合は、私よりもその言葉の内容やその祈願について  

精通している神主さんの前で、無力化されてしまったということです。



実は、人間関係の中において、無力化したりされたり・・・が常に起こっているのです。

特に、一定の環境の中で、ある人が力を持っていると、身近にいる誰かは、無力化されて

力が発揮出来なかったりすることが起こります。 

気をつけなくてはいけないのは、例えば上司が部下を無力化しているにも関わらず、

「あいつは仕事が出来ない」と判断してしまうことです。

これは、実際に非常によくあることなのですね。

上司がいないところでは、上手く出来るのに、近くにいると何故か失敗してしまう・・・。

という経験がある方もいらっしゃるかも知れません。



実は、先日のスペシャルチャリティーセミナーでも、私が講師の方に対して「無力化」

してしまっていた・・・ということを後でVTRを観て確認して気付きました・・・(反省)

自分の体験を話した方は比較的大丈夫だったはずですが、バラコミの理論的なお話を

された方は、私のせいで話づらかったはずなのです・・・。

主催者である私は、そうなる事を事前に気付いて対処するべきだったのに、

出来ていなかったことは、私のミスなのですね・・・。反省です・・・。



リーダーの立場の人間は、本来は、「無力化」という概念を頭に入れた上で、

人をマネジメントしたり、環境設定しないと、メンバーや部下の本来の実力が出せない状態で

その人の実力を誤って判断してしまうことになるのです。

そして、自分が無力化しているにも関わらず、「あいつはダメだ」と判断してしまったり

しているのです。

昨日、神主さんに無力化されて、改めて無力化パワーを「実感」し、改めて反省すると共に

とても勉強になりました・・・。




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