ワットオポット③

ワットオポットでは、本当にゆっくりした時間が流れていました。ボランティアと言っても特別


仕事を強いられる訳ではなく、子供達と遊んだり、時間を共有することが目的です。






本当にここの子供達は、人なつっこく、見つけたら、「抱っこして～！！」と飛びついてきたり


手をつないできたり・・。皆両親がいないので、愛情が欲しいのだろうなと。そんな背景や、


将来のことを考えると、ちょっと切なくなることも度々ありました。


しかし、子供達は本当～に、可愛いのです。
















物質的には、とてもとても貧しいけれど、明るく逞しく元気に生きている子供達を見ていると


本当に多くのことを考えさせられました。



「両親がＨＩＶに感染し、その為に自分もＨＩＶになり、さらに、両親が死亡してたった一人残されて


しまった」



自分に置き換えて考えるには、あまりにも過酷で想像の粋を超えていますが、あんなに明るく


生きていく事が出来るのだろうか・・・と思います。




あまりにも日本が豊かで恵まれているが故に、心が貧しくなっていたり、大切な事を見失っていたり、


逆に空虚感や孤独感を味わっていたり・・・。


「何が幸せなのか？」というのはとても難しいと感じます。


ただ、自分が今の日本に生まれてきた事に、本当に心から感謝することが出来ました。




今も子供達の笑顔と、「エミ～！！！」と呼ぶ声を思い出します。　子供達の未来は、


健康面でも経済面でも多くの問題がありますが、本当にこのまま元気にたくましく生きて行って


欲しいと心から思います。　数日間でしたが一緒に生活を共有できた事が、とてもＨＡＰＰＹ


でした。