the art,music and subculture.

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趣味に関する日記というか記録というか、そんなとこです。

 

仕事終わりの金曜日、夜間特別開館実施中の中之島香雪美術館へ。

 

 

ビジネス街にあって夜19:30まで開館してくれるとか、ほんまめっちゃ助かる。

 

 

私同様仕事や用事の帰りと思しき方々がたくさんいらしてたけど、館内は空いていてゆっくり鑑賞できました。

 

 

 

 
 
さて、今回は岡山県の大原美術館の所蔵品による企画展。
 
 
ていうか、特別展と銘打ってるから今回は超気合入ってますよー

 

 

なんてったって大原美術館の逸品ぞろいなんですからね❗️

 

 

大原美術館が改修中で一部休館中なので、この機会を利用して大盤振る舞いで作品を貸し出しているという、超貴重な展覧会です。

 

 

作品を語る前に、まずは大原美術館について。

(うちのGeminiちゃん調べ)

 

倉敷の実業家・大原孫三郎が、自身がパトロンとして援助していた洋画家・児島虎次郎に託して収集した作品を展示するために1930年に開館。

日本で最初に西洋美術、近代美術を常設展示した美術館である。

 

多くの美術館はあとから有名な絵をオークションなどで買い集めるが、大原美術館は、当時まだ存命中の作家や評価が定まる前の作品を虎次郎たちの「目利き」だけで集めたのが、コレクションの最大の特徴。

 

「日本の若者に本物の西洋美術を見せたい」という情熱で、当時からその画家の最高水準のものを厳選して持ち帰った。

 

時には、売却を渋る画家本人を熱意で説き伏せることもあった。

巨匠となっていた80歳のモネは、当初は作品の売却を拒んでいたが、虎次郎の熱意に打たれ、彼を自分のアトリエに招き入れたうえで「これが一番いい」と数ある睡蓮の中から自ら選んだものを持ち帰らせた。

(牡丹の苗木と引き換えが口実だったとか。ちなみにモネは日本趣味の愛好家)

 

 
《睡蓮》 クロード・モネ 1906年頃
 
さらに時には、フランスの著名コレクターを、虎次郎は執念と熱意で説得した。
 
当時すでに伝説的存在として作品が入手困難となっていたゴーギャンの、タヒチ時代初期の傑作「かぐわしき大地」。
 
コレクターは全く売る気はなかったが、虎次郎が単に「金なら出す」と言うのではなく、「日本にはまだ本物の西洋画が少なく、この絵が日本の将来の芸術家たちにどれほどの希望を与えるか」を情熱的に説いたことで売却を決意したという。
 
 
《かぐわしき大地》 ポール・ゴーギャン 1892年

 

 

てな具合にね。


ちょっとかいつまんだだけでも大原美術館ってスゴい美術館だし、今回の展示作品は逸品だらけなんですよ。

 

 

ゴーギャンのは美術の教科書に載ってたの、覚えてます。

 

 

ちなみにピカソも「頭蓋骨のある静物」というのが展示されてまして(撮影不可だった)、ピカソの評価が固まる前に先見の明で購入してたんだそうです。

 

 

さらにちなみにエル・グレコの「受胎告知」は、日本にあるのが奇跡すぎるって言われてるほどの逸品です。

コレも日本の教科書に載ってると思う。

それが大阪にやってくるなんてね😂

ましてや写真を撮っていいなんてね😂

 

 

コレは熱意より天文学的な枚数の札束で入手したらしいですよ。

 

 

その心意気も当時の財力も桁違いすぎて、本当にスバラシすぎるんよ、大原美術館…

 

 

 

《受胎告知》 エル・グレコ 1590年頃ー1603年
 
 
ほかにも名作が勢揃いでしたよ❗️😉
 
 
私にとっては「あ、コレ観たことあるな」って作品が多かったし(大原美術館にも2回行ったことあるし貸出先でも観てるから)、展示数も多いわけではないけど、それでも満足度がめっちゃ高い展覧会だった。
 
 
濃厚っていうか、重厚感ありすぎっていうか。
 
 
現地(岡山の大原美術館)に行ったらもっとスゴいんだよ。
入口の屋外にロダンの「カレーの市民」がポンと置かれてるしね。
今回の展覧会には来てないけど、個人的には棟方志功の作品群がお気に入りです。
美術館に隣接する倉敷国際ホテル(大原孫三郎さんの息子さんが建てました)にもデッカイ作品があります。
 
 
大原美術館の改修が終わったら、絶対に再訪する❗️
 

 



左上:《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》 アメデオ・モディリアーニ 1919年左下:《赤い衣裳をつけた3人の踊り子》 エドガー・ドガ 1896年

右上:《マドンナ》 エドヴァルト・ムンク 1895-1902年

右下:《薄布のある帽子の女》 エドゥアール・マネ 1881年

 

 

 
《花》レオン・フレデリック 1920年
 
 
さて、そんな中での本日のお気に入りはこの作品。
 
 
やっぱお花の絵はイイ💕

 

私自身は天才的に植物を管理できない人(←すぐに枯らしてしまう)なんですけど、それゆえなのか😅

 

また紫陽花ってのがイイ。

紫陽花大好き。

 

 

調べてみたら、この人もベルギーの画家だ❗️

前回の展覧会で目にとまった作品といい、私にはベルギー画壇が相性良いのかもしれない。

どんな国かもよくわかってないけど、いずれ深掘りしてみよう。

 

 

彼の最高傑作は「万有は死に帰す、されど愛は神の如く蘇る」で、大原美術館が所蔵している。

画像を確認したら、なんとなく見覚えが。

やっぱ再訪せねば❗️

 

 

 

《和服を着たベルギーの少女》 児島虎次郎 1911年
 
 
最後に、児島虎次郎作品の中で気に入ったものをご紹介。
 
 
調べてみたら、この人はベルギーの芸術系アカデミーに留学してるのね。
ベルギーの女の子、超カワイイ。
やっぱベルギー、深掘りしてみないとな。
 
 

虎次郎は明治神宮の壁画制作による過度の疲労の為47歳で亡くなったってWikipediaには書いてあるけど、一説では、自らも作品を制作しながらのコレクション蒐集活動も負担だったとも言われてる。

 

 

それだけの情熱をかたむけて見た「夢」のとおりに今はなってるのかな?

 

 

「日本人に本物を見せたい」ということ自体は、大原美術館によって見事に具現化されているけど…

 

 

生命維持活動でいっぱいいっぱいなこの現代で、我々はこれらの作品から何かを受け取り、ちゃんと次世代へつなげていけるのだろうか。

芸術や文化って「生活」の前ではどうしても後回しにならざるを得ない。

 

 

それに、エル・グレコの受胎告知が制作されてからざっくりと430年が過ぎているけど、今から430年後って日本が存在しているのか、地球が壊れていないのかすらアヤシイんじゃない?

 

 

せめて自分が生きている間は、自分なりに自分のできる範囲で芸術や文化を大切にしていこう。

いや、まぁ、難しいことは考えず、できるだけたくさん作品に触れていろんなことを感じよう。

 

 

16世紀の受胎告知を眺めながら、とりとめもなくうっすらとそんなことを考えました。

 

 


今回は最後のお茶室には《ヴェニスの女Ⅰ》 アルベルト・ジャコメッティ 1956年 が⋯

実は今回の展覧会には記念講演会があり、参加を申し込んでいます。


大原美術館館長の三浦篤さんによるものです。


三浦さんにはいつもEテレの日曜美術館でお世話になっているので、めっちゃ楽しみです❗️😆


参加後に感想を追記しまーす♬