優しさは二種類あるかもしれない。
だまって見守ってくれる優しさと、
叱ったくれたり、アドバイスしてくれる優しさ。
どちらも根底にあるのは、受容と応援だと思います。
私が20代の夏。
広島県の呉へ一人旅に出かけました。呉駅への道がわからなくなり、偶然目の前にいた70代半ばくらいのおばあさんに、尋ねました。
おばあさんは、
「バスへ乗っていったらいいんよ」
とやわらかな広島弁で言った後、
「暑いね~。のど渇いとらん?えーお茶屋さんがあるんよー」
と誘ってくれました。
レンガ通りというアーケードの商店街の一角にあるお茶屋さんに案内してくれました。
二人で小さなショーウィンドーの中にディスプレイさるていた淡いピンク色の茶器を眺めました。二人で、
「きれいやね~」
と言い合いました(*´∀`*)
おばあさんは、
「ここでおるけん」
と言って、なぜかお店の外に立っていました。
暑い日でのどがカラカラ。おばあさんそっちのけで、吸い込まれるように、クーラーのきいた店内へ入りました。
勢いで、緑色の冷たい抹茶ジュースを一気飲みしました。
若かった私は、おばあさんにおごってあげるという気配りも思いつかず、また、できませんでした。
自分だけ飲んで、お店からでてきました。
おばあさんは、バス停までついてきてくれました。
バス停までの道のりで、
「主人は一年前に死んだんよー」
「えぇ主人だった。私は主人に一回も怒られたことがない」
とポツリと語ってくれました。
今から思うと、ご主人が亡くなって、一人暮らしで寂しかったのかもしれません。

バスが来るまで一緒にいてくれたおばあさん。
バスが来て、乗り込み後ろを振り返ると、手を振ってくれていました。私も手を振りました。
名前もお互い知らない一期一会の出会い。
あのおばあさんの優しさが忘れられない。。
ちょっぴりせつない夏の思い出です
みなさんは、誰かに優しさをもらったことありますか?