入院2日目、母がお見舞いに来てくれた



「ちち、どう?ちゃんと出てる??」


母のこんな一言から始まった




「うん、よく飲んでるよ♪」




「胸が張って痛いでしょ??」




「え?張ってない…」




「あんた、乳出てるの?」





「…」




おっぱい、吸ってたけど乳が出てるかなんて気にしてなかった…(゜ロ゜;ガーン





その日の夜




赤ちゃんが泣いた



お乳をあげたけど泣き止まない




また乳をあげる





泣く




あげる





泣く







乳が痛くて…でもでないから無理矢理ぎゅーーって絞った






でも泣いてる







私は泣いてる赤ちゃんをじーっと見た



もぅ何もできない

お乳、でない




お腹すいてるよね




ママのお乳、でなくてごめんね






私も泣いた





ぽろぽろ泣いた







たまらずナースコール鳴らして看護師さんを呼んだ






「お乳、でなくて赤ちゃんが泣き止まないんです」



訴えると、看護師さんは一旦預かってくれた



しばらくして戻ってきた赤ちゃんはすよすよと眠ってた




ブドウ糖を飲ましてくれた







次の日、


今度は母とシュンのママがやってきた



「どう?でてる?」


「でてないの?」



「私たちの時はぴゅーーって余るくらいでてたよね!」




「そうなの??」




「早く乳が出ないと可哀想だわ~」





母とママも悪気があって言ってるわけじゃない


私も意地悪だなと思って聞いてるわけじゃない





でもプレッシャーだった




二人が帰ったあと、助産師さんが部屋を除きにきた





「お乳、母達の時はでたのに私は出てないんです!!!(ToT)」










「あのね、





出ないから!」






ガーン(ToT)(ToT)(ToT)








「産んですぐになんてお乳出ないのよ、お乳はね、赤ちゃんが吸ってはじめてお母さんの脳が反応してでるの。今は二人の練習の時なのよ。
だからお母さん達だって産んですぐに出てないはずよ。

それに赤ちゃんは産まれてしばらくはお乳を飲まなくてもちゃんと貯えて出てくるから大丈夫なのよ。


お母さん達はね、昔の事で覚えてないだけで最初はみんな出ないの(笑)」




(・・;)そっそうなの?






そう話してくれた看護師さんはよくあることだから気にしちゃダメよ♪
ママの気持ちでお乳も出が悪くなるし赤ちゃんにも伝わるから



と、親身に話してくれた







なんだかすーーっと気持ちが落ちついた






そしたら夕食を食べてしばらくすると急に胸が張ってきた








「あーーーっ!!」




\(^o^)/でたーーー





お待たせーーーベビー!!!







後に友達に笑い話で話すと


友達は1ヶ月も出なかったらしい…


なんだ!早く相談すれば良かった




でも辛い時に限って相談しないんだよね…(/--)そんなもんなんだよね。





その後、また切迫流産になり

でも自宅安静するからと先生と約束して入院は免れた



そして、広島に帰った出産1ヶ月半前…



また少しずつ運動始めた






しかし…予定日を過ぎても出てこない


先生からあと5日で出なかったら促進剤を打って出そうと言われた







自然に出したい!!と、母とウォーキングしまくったけどむなしく入院。






促進剤を打ってまもなく陣痛が始まる

10時間、陣痛はすでに3分間隔を保ったまま経過してる




「帰る?」

と、先生。



えーーー( ̄▽ ̄;)

シュンと顔を見合わせた



「だってまだまだ出る気配ないから…」



「出して下さい!!」





自然に出したかったとか言ってたけどもぅそんなんじゃなかった





そして、膜を破ってでたのが聞いていたグラムより500も大きいビックベビー


髪の毛もふっさふさ

出てすぐ助産師さんにおしっこひっかけたらしい(笑)





世のママ達は愛を感じるのかもしれない

お腹を痛めてやっと出てきたベビーは

それはそれは


いとおしくて



たまらない気がする






でも…





私は産まれた瞬間

自分の子供だと実感もなく




ただただ


乗りきれて脱力。



放心状態だった




自分の子を見ても


なんか不思議な感じたった





あれ?




もっと


こう、なんていうのかな



愛情あってかわいい


とか、そんな気持ちになれると思ってたけど


むしろ未知の生物発見した…
不思議な感じだった





でも



妊娠してから

何度も落ちそうになったけど


頑張ってひっついてくれてて



私たちのもとへ


産まれてきてくれて


ありがとう


安定しない日々だった為、シュンとのマタニティ旅行も計画できなくて残念だけど


贅沢言いません( ̄^ ̄)





GWはお家でのんびり過ごしてた




「さち、明日は宿泊準備しておいてね。」




ん?




…あ(゜ロ゜)





あぁ!
次の日は私の誕生日!






シュンったら~(>.<)






次の日はシュンの提案でお台場へ遊びに行くことにした




なんか、久々のデートって感じ(^-^)




「チェックインしとこ」




「宿泊ってお台場なの?」




「うん、じゃなきゃこないよ(笑)」





お部屋には
『素敵な時間をお過ごし下さい』

のホテルからのメッセージ。





少しホテル近くの公園を散歩して夜は予約してくれたレストランへ…




部屋に戻るとチャイムが…




シュンに
「出て」

と言われて出るとホテルの人が立っていた



持ってきたのはケーキ





テーブルに置かれたケーキの上には「来年は3人でお祝いしよう!」

の文字が…



うるうる(;o;)



ホテルマンがお皿やシャンパンの用意に時間がかかって私の涙も引っ込んだ(笑)




人前で泣くなんて恥ずかしいもん(__)





いつもありがとう、シュン