💠笑顔表情筋協会認定インストラクターで
歯科衛生士・ケアマネージャーのサチです。
骨隆起とは、
お口の中にコブのような
ボコっとした出っ張りのことを言います。
部分的に骨が異常に発達・隆起し
表面が盛り上がった状態のことです。
骨の塊で出来た隆起で、
触ると
すごく硬さがあります。
上顎の真ん中や
下顎の舌側にできる事が多いですが、
頬側に起こることもあります。
何か歯茎の炎症や腫瘍ではないので
痛みは基本的にはありません。
大きくなってきて
喋りづらいとか、
食べ物が食べにくくなってきたりとか、
出っ張りが気になって
必要以上に触ってしまい、痛みが出る場合や、
骨が出っ張っているせいで
歯茎の粘膜が薄くなっているので
傷がついてしまう等
不具合が出てきたら
治療や処置が必要になってきます。
写真上が
口蓋隆起。
上顎の真ん中から
喉の方に向かってできる骨の膨らみ。
口蓋隆起が大きくなると
発音障害が出たり
食べ物が食べにくくなったりします。
写真下が
下顎隆起。
下顎の内側に見られる半球状の骨の膨らみ。
基本的に左右対称に見られます。
主に小臼歯の裏側にできるので
骨隆起が大きくなると
舌が持ち上がるような形になり
喋りづらくなります。
【原因】
はっきりとした原因は不明ですが、
噛む時の強い力により
顎の骨に負担がかかり
その刺激で
骨が肥大し、盛り上がる事が考えられます。
歯ぎしりや食いしばりから
骨隆起ができやすいと言われている。
【治療法】
体に害があるものでなく
腫瘍や癌でなく、炎症でもないので
基本的に治療は必要ないですが、
上記の不具合が出てきた場合や
入れ歯を入れたいが
骨隆起のコブが邪魔で
入れ歯が作れない等
そんな時には切除などの外科的な治療が必要。
一度、取り除いても
噛み合わせによって
再度、骨隆起ができる場合もあるので
夜間、睡眠時の
マウスピースを着けるのも良いです。
特に日常、問題なければ
放置しても大丈夫と言われています。
残念ながら、
自然に小さくなる事はありません。