ちょっとこれは自分のための覚え書き
さてご縁があり、英国で一番大きなホスピスに同時通訳として見学に行ってまいりました。
このホスピスに向かう途中でここを訪れる方からイギリスの医療ってどんな感じ?お産はどうでした?
と聞かれたわたしの答えは
自分が自分の方針を決める決定権がある点がイギリスっぽいかなあという話をしたの
というのはわたしはロンドンで二人子供を出産しているのだけれども出産の際に(どの様な出産を望むのか)という書類を提出する任務があった
結構、具体的にどんな種類の薬を使うのか
脊椎麻酔は望むか否か
大量出血した時は輸血するのか
などなど
自然分娩を望んでいても医療の介入が入る時はどのタイミングで決定権を医師に譲るのか
などなど結構、細かなシュミレーションをして膨大なノートを書いた気がする
すっごくびっくりしたの
なんというかお医者さん任せでなく自分が主体的に決めていく、で、自分がどんなリスクを負うのか自分で決めるみたいな感じ?これがイギリスっぽいなあと思った(ただ娘は下が16なので相当前の話ですけどね)
で、今日ホスピスで伺ったお話しが正にこのポイントだった
ここの敷地内にはすごく平和で美しいお庭があるの
その一角に屋根付きのテラスがあるの
そこは喫煙所であり、お酒が飲める場所
例えば末期の肺がんでもここのホスピスでは(タバコを吸ってはいけません)(お酒を飲んではいけません)とは言わないそう
自分が望むならどうぞお庭のテラスに行きなさい
というそう
自分が自分らしくある
というのが人間として一番平和な姿でしょ
なので例え死にそうでも
自分がタバコを吸いたいならお吸いなさい
それはあなたの自由です
なんだかこの話を聞いた時にとても背骨が震えた
最後までこうやって(自分)を選択して生きる
とてもイギリスらしい考え方だわね
ちなみにお話しを伺ったホスピス勤務の先生は
自然の中で安らかにあの世にいきたいって思ってるんですって
お庭か海がいいなって
そう言ってうっとり微笑んだ彼女の顔を一生忘れないと思うわ
ここのホスピスでは希望があればベッドをお庭に運ぶこともしょっちゅうあるそう
あゝそれはいいなあ
薔薇の花が咲き乱れるお庭でこの世におさらばなんて...(背骨が震えるわな)
当然、ホスピスなので西洋医療の治療をするのだけれどここでは代替医療も施される。そこで施されるナンバー1の治療は鍼灸ですって
わたしの肌感覚だとイギリスの方が鍼灸はメインストリームな気がするの
東京のお友達で鍼灸治療院
しょっちゅう行ってますって人はなかなかいないけれど、イギリス人のお友達は結構年代を超えて鍼に行くという人が多い
ちなみにわたしは鍼灸師でフルタイムで働き、イギリスの鍼灸大学で教えているけれど患者さんも生徒さんもほぼイギリス人なのよ
うふふ
ホスピスからの帰り道
わたしの足元からパワーが湧いてくるのを感じた
すごくいい感じで気持ちよくあの世にいきたい
その為には今をマックスまで生きなきゃね
