先週のこと。お友達のご紹介で80代半ばの奥様がクリニックにいらっしゃった

(彼女の個人を特定せず書いていいと言われているので書いています!)


肩凝りで頭痛のする彼女

鍼を刺すと痛みが引くと喜んで通ってくださっている方

この日も鍼を刺したら...


わたしね

今朝方に人生で最愛の人が夢に現れたの


とぽそっと仰られた


Love of my life 


80代の彼女でもこの言葉を口に出すよぽっと頬が薔薇色に輝き...急に少女の雰囲気になる

オンナはいつまでたってもオンナだなあ...


しみじみそう思って彼女に(最愛の人)の話をしてもらった


彼との出会いは30年前

50代を超えたあたりで18歳で出会い23歳で結婚してずっと幸福だと思って暮らしていた夫にいきなり捨てられた


本当に捨てられるという表現がピッタリくるぐらい

いきなり、彼が自分の秘書と一緒になりたいと言って本当にさっさと家を出ちゃったそう

(しかも、秘書はよく自宅のパーティなどにも来ていたので本当に裏切られたという気持ちが強かったそう!)


今から30年前の感覚だと...,

50超えていきなり離婚

もう人生終わった  チーン

50代のオンナなんてオンナじゃない!誰も相手にしないよね...ってみんながこっそり思ってるそんな時代だったのよね


本当に死んじゃいたいって思った


周りの友人も彼女を憐れんで彼女に声をかけれない雰囲気

元旦那は彼女を甘やかす人で仕事もしたことない....

50を超えて実際のところ

公共料金の払い方もわかんないんですけど....大汗


本当に真っ暗の大海原に一人取り残された50代の大人子供の自分

自分でもこの先、どーやって生きていったらいいかサッパリわからない


ある日

泣きながらお風呂に入っている時に

心の底から亡くなった両親に向けて語りかけてみた


お父さん!お母さん!

アタシここからどうすればいいの?

こんな酷い目にあってるの!

どうかお願い

わたしに生きるヒントを教えてって

ゴーゴー泣きながら心の中で両親に話しかけたら涙がじゃんじゃん止まらない

でも、ふっと心が休まった


そしてその翌週

お友達が夕飯に呼んでくれた


いつもだったら惨めでみんなが自分を憐れんでるのね...って考え落ち込んでしまって出かけるのも億劫だったけれど....

塞ぎ込んでばかりもいられない

そう勇気をふるいだし

半年ぶりにお化粧をして出かけた


お友達はこっそり離婚したばかりの他の男性を呼んでおいてくれたそう

その彼と目が合った時に


あゝお母さんが送ってくれた人だ!ってすぐに理解した


そこからあっという間に再婚


一人目の夫はずっとずっと彼女を猫っ可愛がりしてくれたけれど

自分は何も出来ないオンナになってしまった!


二番目の夫は正反対の人だった

例えば大雨の中、車を運転してて車のタイヤがパンクしたら1番の彼は飛んで来て直してくれた


2番目の彼は雨だろうが風が強かろうが手は出さずに(タイヤの替え方)を教えてくれた


飛行機が怖いと彼女がいうと1番目の夫は

じゃあ車で欧州に行こうか?船に乗ろうか?と計画してくれた


2番目の夫は(怖いというのはドキドキするってことだよ)と笑ってさっさと二人分のチケットを取る男だった

新婚旅行はイギリスの真反対にある国に飛んで行った。離陸するまでは怖くて震えていたけれど実際に飛んじゃったら全然へっちゃらだった

2番目の夫と一緒にいたら

自分は何でも出来るオンナになった!


こんな感じ


彼女はいう


彼は私をしっかりとした大人になる様に鍛えてくれた様な人なの

5年前に死別してまた一人に戻ったけれど

今は一人でなんでも出来る


わたしね

今、とても幸福なの

この幸福をわたしが味わえる様に

わたしを強くする目的で両親があの人をわたしに送ってくれたって

真剣に思っているのよ!



一緒にいてどんどん成長出来る関係

これが本当の愛だと思うわよ

死別してめっちゃ悲しい

でもね彼はお釣りがいっぱい来るぐらいの幸福をくれた


1. 絶対絶滅 最悪の場所から運命はひっくり返ることがある

2. ゴーゴー泣きながら何かに心から祈ることで流れが変わることもある

3 最愛の人はあなたを猫可愛がりしてくれる甘々な人でなく、(鬼コーチ)ばりにあなたを伸ばす人なのかもしれない


わたしの所には

パートナーと出会いたいけれど

もう年で無理かも....みたいなお悩みが多くあるけれどこんな素敵なお話もある!とシェアさせていただきました