「ポジティブ」という言葉が
使われるようになってから、
ポジティブはいいこと、
ポジティブになりたい!
ポジティブになるべきだ!
と考えることが半ば常識のようになってますよね。
「ポジティブ」は良くて、
「ネガティブ」は悪い…
「プラス」は良くて
「マイナス」は良くない。
幸せになるには、
自分をプラスの感情で満たさなくては!
「ポジティブにならなくちゃ!」
そう信じている人が
多くいるように思えるし
逆に「ポジティブになれない…」
と苦しんでいる人も
意外と多いようにも感じます。
そんな人には、本当の「ポジティブ」という言葉の意味を理解してほしいなーと常々思っています。
「ポジティブ」とは、明るくて前向きでパリピのような状態のみを指すわけではなくて、フラット、肯定的、ありのまま、ニュートラルなどの意味を持つ言葉なんですよね。
つまり、自分が落ち込んでいるのに、無理に前向きに明るく、ポジティブに持っていこうということ自体が、そもそもポジティブの本来の意味から離れてしまっているんです。
ありのままの状態をよくないと否定してしまっているわけなので、むしろ、ポジティブどころか究極のネガティブとも言える状態かも。
こんな風に、ポジティブになろうとして、偽物のポジティブをやってしまってはいませんか。
表面上ポジティブを装うために、マイナスな状態を見て見ぬふりをしたり、マイナスをなかったものとして封印したりすることは、エセ(似非)ポジティブですよ、というお話しです。
では、本当のポジティブとはどういうことなのか。
事実や感情、自分自身をありのままを受け入れること。
起こっているプラスもマイナスも丸ごと、受け入れること。
それが真のポジティブな状態です。
イケてることも、イケてないことも。
にこやかに笑っている私も、怒ったり嫉妬してる私も…。
とりあえずそれで良い!
まずは丸ごと、フラットに受け止める。
これが真のポジティブという状態。
そして、少しずつそのフラットな状態の中の「良い点」に注目していくようにする。
決して、一足飛びに明るい自分になることをよしとしているわけではないのですよ。
「ポジティブ」を正しく理解することで初めて、感情を置き去りにすることなく、無理なく「前向き」な視点を身に付けることが可能になっていきます。
ポジティブについて、誤った解釈をしていた人もいらっしゃったかもしれませんが、
自分自身のためにも、
他の人を応援するためにも、
「ポジティブ」を正しく理解することは、かなり重要だな…と思って…。
社会生活をしていく上で、
自分の本音とは裏腹に、
頑張って明るく振る舞わなければならない場面もあると思いますが、
そんな時も、
本来抱えている感情と
外に向けて見せている姿両方を、
自分自身がありのままに見て上げてくださいね。
世の中に、ポジティブに関する誤解が増えて
苦しい人も増えているなーと感じたので、
念のため…☺️