広島発ドラマ 火の魚
放送年度:2009年度
瀬戸内の島に住む老作家のもとに、原稿を受け取るため東京の出版社から女性編集者が通ってくる。
あるとき小説の装丁を、燃えるような金魚の「魚拓」にしたいと思いついた老作家と、
そのために殺される金魚の小さな命を巡って、女性編集者との間にさざ波が立つ……。
原作:室生犀星。
脚本:渡辺あや。
音楽:和田貴史。
出演:原田芳雄、尾野真千子、岩松了、高田聖子、笠松伴助、藤山喜子ほか。(53分)
↑NHKより拝借
夏になると、見返してしまうドラマ。
何度も何度も何度も。
50年生きてきて、圧倒的ナンバーワン。
大ヒットした朝ドラ、
コシノ三姉妹を描いたカーネーションの脚本家、渡辺あやさんと尾野真千子さんがタッグを組んだこのドラマ。
このドラマをきっかけに尾野さんはカーネーションの主演が決まったと言っても過言ではない。
原田芳雄さんは、この時すでに余命宣告されていたと後から知ったが、
生と死、原田さんと尾野さん、静かに金魚を介して対峙する。
一時間ドラマとは思えない内容の濃さ。
分かり切ったハッピーエンド!
ではないのに、
悲しみと切なさが、あたたかく心にしみるのだ。
国内外の数々の賞を受賞した、日本中の人に見てほしい!と思う一時間ドラマ。
現在なかなかDVDを見つけられないが、
現在U-NEXTで地域発ドラマの一作目で配信中。
キャッチコピーは、
『人生ってのは、自分が魚拓にされるまでの物語だ。』
尾野さんと原田さんの演技が、とにかく圧倒的存在感を放っていて、
圧巻の一時間。
このドラマを観て、
永遠に語り合える人とは、絶対親友になれると思う。

