虹霓 | sabのゆったり茶館

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雨も降っていないのに、よく見れば虹。




古代中国では、虹の外側の淡いにじを霓と言い、雄を虹、雌を霓と言うそうな。(「新字源」より)





そう言えば、霓裳羽衣げいしょううい、の曲というのが、どっかで聞いたことあるような。




霓裳は、裳裾が虹色の着物らしく、羽衣はハゴロモですよね。


着物の名であると同時に、それを着て舞う、舞の名でもあり。




一般的に、唐の白居易の長恨歌で有名で、玄宗皇帝が月の仙人の舞を見て伝えられたとか、楊貴妃が得意だったなどの巷説がありますが、もっと以前に西域から伝えられたらしい。






霓は雌で、雄の虹よりも薄い色、それが女性の着物の裳裾の色模様になり、唐の舞として伝わったというのは、いかにもという感じ。








虹一片  妄想ふくらむ  晩夏の夕



(^_^)☆