とうちゃこ考 | sabのゆったり茶館

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最近、土曜と日曜早朝の「とうちゃこ」を、録画してウィークデーにも見ています。






土日再放送の録画なので、最新版を録画すれば?と言われそうですが、ウィークデーの放映予定を細かく把握するのがメンドー。





ワタシは、リアルタイムでで見たいのではなく、リラックスタイムにのんびり見たいので、それほど執着があるわけではありません。






それでも、なぜそんなに見たいのか、自分なりに考えて見ました。







とうちゃことは、ご存知と思いますが、「日本縦断 こころ旅」というNHKの番組です。




火野正平さんのキャラクター人気もあって、もう10年以上続いているお化け番組です。





視聴者からお便りのあった、心の風景を訪ねて、正平さんが自転車で駆けつけ、その場でもお便りを読むという、それだけの内容です。







それがこんなに長く支持されているのは、多分、いろいろな理由があるのでしょうね、人それぞれに。




やはりポイントは、心の風景、ということでしょう。





人それぞれ、心の奥にしまってある思い出の場所、情景、魂の原風景とでもいうものが、あるのではないかと思います。




それを思い出とともにお手紙で紹介し、現地でその視覚、聴覚的認識を共有する、あるいは追体験するのがミソ。




そうか、この人は、こうした情景を記憶に刻み、楽しかったこと、当時の思い出を繰り返し想起し、日々の糧にして生きているのだなと、感じさせてくれる。




そうした各人の「想い」が、この番組の共感のもとになっているのだなと、おそまきながら気がつきました。




そして、自分が投稿するとすれば、どこを選ぶだろうと、しばし黙考。







手紙を読み終えて、二、三、感想などを付け加えると、サッと画面から身を引く正平さん。



その後、しばらくその正平さんが抜けた風景を、映し出すカメラ。



気のせいか、周囲の環境音が、一際耳につくような。




正平さんの潔さと軽さが、もっと見たいという、余韻を生んでいます。





投稿のエピソードによっては、思わず涙がにじむことも。




見も知らぬ人たちの人生を、ほんの少しだけ、共有するのです。




そのあたりが、人気の最大の要因でしょう。






さらに言えば、日本だけでなく国外でも受信可能なBS。


ローカル番組とは視聴者数が桁違いでしょう。




また、関西に住んでいると、おもしろい番組が多くて気づきませんが、たまに地方に出かけると、あまり面白くないバラエティ番組が多くて、閉口します。



そんな中では、とうちゃこは、横綱相撲のようなもの。


ローカル放送の中では、敵なし。




身も蓋もない言い方ですが。





(^_^)☆