最近あまり元気が出るようなことがない。
大相撲も面白くなかったし、ベランダーも始まらない( ̄▽ ̄)。
そんな中で、スポーツ好きでもないワタシが感銘を受けたのが、ありがちですが大坂なおみ。
全米オープンのセレナとの決勝の、そのゴタゴタがあったので、ちょっぴり興味がありました。
大坂なおみ憧れのセレナ・ウィリアムズとの決勝ですが、誰もがセレナが勝つと信じる完全アウェイの中、きわどい判定にセレナが猛然と抗議し、口汚く罵るさまは、勝っても後味の悪い最悪の状態。
それが大坂の涙ながらのアピール、しかも彼女の人柄がにじみ出た、セレナや観客、テニスへの愛情あふれるコメントに、会場の雰囲気が一変。
もともと、なおみ節には定評がありましたが、彼女の言動には、その人となりだけでなく、その器の大きさを感じさせるものがありました。
なので今回、全豪オープンでの勝利は、改めて彼女の強さを証明する、素晴らしい大会だったと思います。
(男子は若手の伸びがあったもののジョコビッチが強すぎ。面白くもなんともない。錦織残念。)
クローズアップ・プラスだったかの特集(夜中の再放送)で、改めて全豪オープンの経緯を確認し、まだ充分な伸びしろを残した優勝に、その度量の大きさ、大物ぶりを感じざるを得ませんでした。
言うは易く行うは難し、です。
なかなかできるものではありません。
力ある若手が伸び伸びとそれを発揮するのを見ていると、こちらまで元気をもらえる気がします。
これがスポーツ観戦の魅力、のひとつ、なんでしょうね。
ひと握りの輝ける星の後ろには、目立たない無数の暗い星があります。
どんなに才能があっても、どんなに努力しても、うまくいかないことはあります。
だからこそ、才能、努力、チャンス、時の勢いに乗って飛躍する様は、稀少な姿であり、それを見る人にもチカラを与えるのでしょう。
倦まず、弛まず、やり続けたいもの。
彼女の笑顔は、そんな人生の苦楽すら、教えてくれるように思います。
(^_^)☆