年の瀬を忙しく過ごされ、家族そろって 家事に追われたこともあったでしょうか。
教会のほうは、クリスマスがすぎるとゆっ くりした休み気分で、お蔭様のんびり過ご しています。
一月の行事予定表はけっこう 盛り沢山のようです。
ある方は、旅行の計 画を立てているかもしれませんね。
とにかく過ぎ去った一年を思いめぐらし、また新 たな一年を迎える重要な時期、心新たに祝 いたいものです。
今年はどんな年にするつもりか、大いに門出の抱負を巡らせましょ う。
その一助として、昨年の三大ニュース は何でしたか。
新聞・報道による第三者機関のものではなく、私に関わる嬉しい・苦 しい出来事がありましたか。
私にとって大きな喜びの源となった一つの出会いがあります。
彼とは久しぶりに会い話し合ったのですが、なかなかこなれた人柄で驚きました。
この人に委ねて歩みゆけば何の心配もないと納得しました。
また老いの重さや昏さを案じます。
外面はどうであれ、日ましに出来る事が減っていく現実に圧倒されながらも、それでも不思議なことに「鶏口となるも牛後となるなかれ」と、怯む心を煽る気概も変わりません。
人間はなかなか複雑な存在ですね。
昨年はあまり起伏のない平らな毎日、おかげでパソコンによってドラマや映画や戦記物をよく見ました。
以前に見たはずの物でもすっかり筋を忘れているために、興味 深く大いに楽しみました。
それにつけても 記憶の減退の速さに驚きいりました。
しかしながら私たちの中には、住み慣れた親元を離れ結婚を決めた人、高校から遠 隔の地にある大学に進む人、赤ちゃんを産もうと決めた人、就職を機に大都会で一人暮らしする人などなど、今までの生活を一 新して苦労を覚悟で進みゆく人々がいます。
若者の特権というべきでしょうか。
彼らは前進するばかり、逃げないで出かけるばかり。
心からの声援を送りましょう。
聖書の言葉を贈ります。
イエスが日増しに成長されたのであれば、イエスを信じる 私たちキリスト者も「ますます知恵が加わり、背丈も伸び、神と人から愛された」の御言葉が成就しますように。
お年寄りにとっては身体の機能が日ましに衰え利かなくなること、周りの人たちの厄介や世話にな ること、それこそが何よりの成長です。
若者にとっては新たなこと・未知なことに挑戦しやってみることこそたくましい成長で す。
一年の計は元旦にあり。
相ともに決意 を固め、ともに前向きに進み行こうではありませんか。
元旦は神の母聖マリアのミサを祝います。
その集会祈願を書き加えましょう。
『いのちの源である神よ、あなたは乙女マ リアをイエスの母として選び、救い主を人 類に与えてくださいました。聖母マリアを 通して御子イエスを迎える私達に救いの喜 びを味わわせてください。』
中村健三 合掌
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