神学校のなかでぼくが、一番、批判を受けたのは、ぼくの無意識に潜んでいる、彼等からみて汎神論的な感覚でした。

 

日本人としてぼくは自然の大きな命を軽視することには耐えられません。

 

いくら明晰で論理的でも、このヨーロッパの基督教のなかには生命のなかに序列があります。

 

遠藤周作の著書「深い河」より抜粋

 

 

汎神論とは、宇宙万物すべてが神であるという考えです。

 

神と被造物という分けた考えではなく、自然、宇宙、人間のうちに神は存在するいうことです。

 

私たち日本人は、自然を崇拝します。

 

被造物を人間の下には置きません。

 

草花、動物は、人間と同じ命をもち、上下関係はありません。

 

被造物は、人間のために存在するという基督教には、日本人が違和感をもってもしかたないことですね。

 

 

 

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