湿気を防止!梱包用乾燥剤「シリカゲルA型100g分包」の働きと使途について  | 湿気・カビ・結露と闘う乾燥剤製造・販売(株)テクノスナカタのブログ

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業務用乾燥剤、除湿剤、家庭用湿気とりの製造販売を主業務とする会社です。湿気、カビ、結露にまつわる情報および対策例を紹介します。またシリカゲル、シリカゲルB型、塩化カルシウム、ゼオライトの特長、使途に加えて安全性にも言及します。

乾燥剤シリカゲルを大別するとA型とB型の2種類となります。

こちらを簡易に説明すると、吸湿のみで再利用のために150℃以上の高温を要するものをシリカゲルA型、また、常温においても関係湿度が上昇すれば吸湿、また、下降すれば放湿を繰り返し、主に湿度を調湿する役割を持つシリカゲルB型があります。

 

さて、シリカゲルA型は主に産業用機械、輸送用機器、精密部品等の梱包、およびクッキー、干ししいたけ、パスタなどの食品における包装時に湿気防止を目的として使用され、国家標準の日本工業規格<JIS>を持ちます。

 

これらは以下、3つの主な湿害の防止策となります。

 

● 結露防止 

(湿度を強制的に下げることで、温度下降時の結露発生を抑える)

 

● 錆発生防止    (空間内の水蒸気除去)

 

● カビ防止  

 (カビ発生原因の1つである湿度を抑制。目標値は関係湿度60%以下)

 

食品保存のために使用するシリカゲルの量目は多くても10gほどで、中心は2g~5gとなります。

シリカゲルA型には色相の変化で吸湿状態を知ることができる便利なインジケーター機能が搭載されます。

こちらを塩化コバルトと呼び、吸湿が始まる前は青色、吸湿すると青インクが水でにじむような薄色となり、最終的にピンク色になります。ほか、有機系指示薬を使用するものもあります。

 

シリカゲルA型100g分包は更に量目が多いため、主に機械、輸送用機器、精密部品の梱包に使用されます。

その場合、非透湿性ポリフィルムを用いる梱包形態のなかに同梱して使用します。

このほかに衣類、バッグ、レンズ、映像フィルムの保管、工芸品の保存にも使用されます。

 

 

Technos 梱包用シリカゲルA型 100g分包

インジケーター

 

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