1位 青森78% 2位 富山県77% 3位 島根県76% 以下、福井、岩手、沖縄、宮崎、鳥取、茨城、山形と続きますが、これらは都道府県別にみた年間平均湿度の高いランキングです。(2012年度 気象庁による)
逆に湿度の低いほうからみれば東京都が62%と最も乾燥しており、次いで63%の群馬県、山梨、大阪府とあります。
このランキングは毎年入れ替わるようですが、おおよその傾向性だけはつかめます。
因みに日本の年間平均湿度は約69%です。
この数値からみれば上下16%と、かなりの乖離が認められますが、これらは縦に帯状に連なる日本列島の地形および海流、季節風などが影響しているようです。
湿度の高いランキング上位に日本海側の地域が多いのは、冬の降雪量と、年間を通じた日照不足、および低気温が主な原因と考えられます。
特に冬場でいえば暖かく好天の日が続く太平洋側よりも、雪や雨などの降水量が多く、冷え込みの厳しい日本海側の方で湿度が高くなります。
ランキング上位にある金沢や島根と鳥取では、日照時間が少ない上、冬場に降雨、降雪が多いことから
「弁当は忘れても傘は忘れるな」というか格言があるらしいですが、さすがにその両方ともに品揃えのあるコンビニが誕生してから使われなくなったとか??
因みに前年2011年度にランキング2位であった滋賀県は、日本最大の湖を抱きかかえるように位置するため、湖から発生する水蒸気量と取り囲む険しい山々が湿度の高い原因となるようです。
次に、年間降水量が多いのは高知、鹿児島、宮崎の順になります。
前線あるいは度重なる台風の襲来によるもので、特に7月から10月までの台風シーズンは湿度ばかりか気温も
高い地域であるため、住宅における湿気対策はとりわけ注意が必要となります。
因みに同じ相対湿度(%)において、存在する湿気(水蒸気)の量は温度が高くなるほど多くなるため、冬場よりも夏場のほうが総じて湿気による被害は大きくなります。
今度は湿気ランキング最下位の東京についてです。
梅雨、夏場の不快さを思えば意外なことと思われるかもしれませんが、そこには理由があります。
東京の気候の特長は、特に冬場の湿度が群を抜いて低いことが挙げられます。
「火事と喧嘩は江戸の華」との格言があるように、東京の気候は古くから火事を招く原因にもなったようです。
また、俗にからっ風と呼ばれる冬場の北風(乾燥した季節風)が火事を更に拡大したようで、江戸の大火は統計的にみても1月から3月にかけて集中しています。
さて、あと数週間のうちに日本列島はすべて梅雨前線に覆われます。
沖縄では既に先週梅雨入りの発表があり、北海道にも期間は短いですが雨の続く時期があり、蝦夷梅雨と呼ばれることもあるようです。
この前線が活躍すれば日照時間が短く降水量が増えるため、温度、湿度ともに高い状態が続く時期を迎えます。
また、梅雨が過ぎて気温が更に上昇すれば台風の発生も始まることから、早めの湿気対策をお勧めします。
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