私と母は交差点で神輿さまを待っていた。
キリコ番号〇番と〇番の間に神輿さまはいらっしゃる。
交差点で待ちきれず、ヒ○マル前に行った。
すると・・・。
ものすごい人だかりができていた。
そして神輿さまの頭が見えた。
大変だ。もう来てる。
母と私は人をかきわけ、至近距離で見ることができた。
(↑危険な行為です。)
「ヤンサーノ!」
ヤンサーノは「いっちせーのーで」のようなものだろうか。
神輿さまは横になぶられたり、縦に転がされたり、さんざんに可愛がられていた。
黄色のタスキがまぶしい
殺気立った男衆。
例えればタスキは真の勇者のみ与えられるエクスカリバーだ。
主人は厳しい目つきをしていた。
りりしくてかっこいい
けれどもハラハラした。
母の目の前でひとり倒れた。
コンクリの地面に後頭部からバターン
ごぉん。と鈍い音がしたそうだ。
すぐに救急車が来た
主人じゃなくて良かった・・・エゴだけど、そう思ってしまった。
(後日談。この方はちゃんとした病院で精密検査をされ脳に異常がないことを確認された。)