「ヤン、サー、ノ!」

神輿さまを船着場へ持って入り、コンクリと海とのギリギリまで近づける。

この辺りから高そうなカメラを抱えた人やギャラリーがボツボツ増え始める。

たいへん良い天気であった。

港・・・波止場かもしれないが、影ひとつない。とてもとても、暑い。


「ヤン、サー、ノ!」

神輿さまを海へ投げ入れる!

続いて主人が飛び込んだ。