従姉一家との花火見物のあと、「たいまつ」を見に行った。

役場の前には背の高い巨大な松明がいくつか立っている。

キリコは松明の周りを回るのだ。乱舞するのだ。

松明の炎は激しい。火の粉の雨が降る。

キリコに乗っている子供たちはハッピ、頬かむりが正装だ。

キリコの上の妹の子供たちもハッピ姿でふたり仲良く座っていた。

そして主人は、じつは今は子供たちの乗っている町内のキリコじゃなくて、よそのキリコの町内の住人である。よその町内で愛妻(私のこと)と二人住まいだ。が、将軍継嗣問題で、嫁ぎ先徳川将軍家と実家薩摩の島津家との板ばさみに苦しむ篤姫の如く、彼もまた苦しんでいた。


余談。この篤姫様は古巣の薩摩を選んでしまい、後日将軍家に意地悪をされた。「たいまつ」行事に本来の町内を離れると、とんでもない憂き目にあう・・・らしい。

で、主人は薩摩のキリコを島津家皆で息を合わせて指示し、担いでいた(それをまた徳川が見ていた)。


わたしは従姉一家と後に合流した実母と、火の粉の降りしきる中、乱舞を見た。

すごかった・・・。

主人がシャワーから戻ったのでいったん切り上げます。

ではまた!