四国の思い出がまだまだ残っている。
またバックしてJR「板野」へ。
徳島のひとつ手前の「佐古」で乗り換えた。
そして鴨島へ。小さな駅である。そしてこれまた小さな商店街があった。
宿はすぐに見つかった。
ブザーを押すとオバチャンがやんわりと出てきた。
私の部屋の前には、雑種の毛の長い大人しい犬が寝そべっていた。
オバハン、ワンコには猫なで声なのに、私にはけんもほろろ。
あとで考えると、そここそ「ドカッチ」(土木作業員のあんちゃんのことを指すらしい。関西弁か?)の定宿であった。そして、後日、聞いた情報によると、その日あたりは先日の台風・・・16号ではなく、7月の・・・で災禍を受けた道路の工事の作業員の人々で、鴨島周辺は、投宿もできない有様だったという。
部屋で2万5,000分の1の地図を5枚広げ、明日の作戦をたてる。
が、涙が出そうなほど心細かった・・・。
テレビをつけると、アテネのドーピングの選手が出ていた。とても気が滅入った。
台風情報を見ながら、ハラハラして眠った。
ちゃんとそうじのおばちゃんが来てくださって、良かった。5,500円。(素泊まり。朝食をおにぎりのお接待をいただいた。)