酷暑。影ひとつ無かった。
朝夕の、勤め先への往復とはわけが違った。500mlのスポーツ飲料を4本も明けた。こんなこと初めてである。
青い目のお遍路さんともお会いした。もう10回くらい回っておいでるのだそうだ。
「もう病気ですよ。」
と笑っておいでた。
今日は時間の都合で四番さん、五番さんを抜いて、六番さんに宿泊させてもらった。
1ヶ月前から予約していたのだ・・・。四番さん、五番さんを抜いたんです、と夕食時ご一緒したおじちゃん&にいちゃんに言った。「あ~あ」とため息をついておられた。あそこらへんが最も遍路道らしい道らしい。次回に四番さん、五番さんをじっくり巡るとしよう。
明日はやはり、ここ、六番さんから七番さんへ回ろう。
おじちゃんは、一度車で打ち終えたものの、「こんどは徒歩で」回るつもりだそうである。一番さんを早朝から発たれたそうだ。暑すぎて、塩を一瓶買って、水で薄めて飲まれたそうだ。
にいちゃんは、かつて順打ちで徒歩で一周したという。そして今回は、なんと、逆打ちをされるそうだ。真っ黒に日焼けされていた。
おじちゃんは東京、にいちゃんは長野。いったいどういう事情でお四国をまわっておられるのだろう。
宿坊は、しぃーん、としている。たいへん静かである。
四番さん、五番さんを今回はまわらなかったが、あまり気にせず、明日は七番さんへ進もうと思う。冬にでも、陽の高いうちに、一日かけて、のんびり歩くのもよいではないか。
今日のわたしの格好は、まるで「ザ・へんろ」。正直、自分がいかにもお接待をアテにしているような気がして、自分自身が嫌だった。