■うぬぼれや傲慢さの罪■~激動のヨーロッパの中で~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

薄く雲がかかる高知の朝ですが、
日中は昨日同様陽射しが
厳しくなりそうです。

水分補給をお忘れなく。

木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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クレイムズは、
ドラッカーが、
ヘンシュとシェイファーを
じかに知る以上、
自分が何に立ち向かうべきかは
火を見るより明らかだった、
とした。


そして、
自分と同じことは
ほかの人々にもできるのだ
と示すために、
懸命に努力をつづけた、
と続ける。


終生、謙虚な姿勢を貫きとおし、
うぬぼれや傲慢さの罪には
決して手を染めることはなく、
失敗は素直に認め、
それを糧にさらに前へと
進んでいくのだった。


ドラッカーの伝記を著した
エリザベス・ハース・イーダスハイムは、
ドラッカーの将来は、
二〇世紀前半に激動のヨーロッパで
過ごすなかで決まったと、
『P・F・ドラッカー理想企業を求めて』に
記している。








「1930年代に、

 ヨーロッパ経済が音を立てて崩れていく様子を

 まざまざと見せつけられて、

 ドラッカーの胸の内には

 情熱がたぎってきた。」

(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)