■背筋が凍るような光景■~何に立ち向かうべきか~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

雲が空を覆う高知の朝です。

この雲はだんだん取れて、
日中は晴れて夏日となりそうです。

水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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クレイムズは、
「最悪の事態を防げるのは自分だけだ」
と信じたがゆえにシェイファーは、
目を覆うような惨状を招いたとした。


そしてシェイファーは、
ナチスが思いのままに振る舞う
ヨーロッパの実情を見えにくくすることにより、
世界のリーダーたちにも、
模様眺めを決め込む口実を
与えたのだと続ける。


このように、
ドラッカーの目には、
子羊も怪物に引けをとらないほどの
惨劇を引き起こすと映り、
どちらについて考えるときも、
脳裏には背筋が凍るような光景が広がったのだ。







「ヘンシュとシェイファーをじかに知る以上、

 自分が何に立ち向かうべきかは

 火を見るより明らかだった。

 著述、講義、コンサルティングなど、

 あらゆる活動をとおして、

 自分の知識や見聞を広め、

 人材を育て、組織を発展させた。」






(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)