■弱体化する労働組合■~マネジメントは、一つの力~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

快晴の川崎の朝、
冷え込みましたね。

冬将軍が威張ってますが、
明日からは少しホットできそうですよ。

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肉体労働者は、組合の力を
自らの力と同一視し、
組合の指導者が権威を持つことを
誇りにしていた。

ところが今日の若い肉体労働者は、
自らが拒絶されていると感じるがゆえに、
組合指導者の権威を受け入れない。

ドラッカーは、
その結果、労働組合は力を失い、
抵抗され、否認され弱体化する、
とする。

しかし、マネジメントを相手にして
労働者を代表すべき機関は、
労働者にとってばかりでなく
社会にとっても必要である。
マネジメントは、いかに選ばれ
構成されようとも、一つの力である。




「そうでなければならない。

 一方で、労働組合こそ、

 このマネジメントの力に対する

 特異にして例のない桔抗力である。

 労働組合の弱さが、

 マネジメントの強さを意味するなどと考えることは、

 完全な錯覚というべきである。」


~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第3章 仕事と人間 9 新しい現実」