風景画を描く際に、緑は欠かせない色ですね。
絵の具のセットには、緑というと「ビリジャン」という
青みの強い鮮やかな絵の具が入っているのが一般的です。
緑色というと、このビリジャンが代表格になっています。
そのため、小中学生の絵画コンクール作品などをみると、
まずきまってこのビリジャンという色をつかって、自然の木々や
植物の葉の色を表現しています。
おそらくこのビリジャンという緑色をつかえば、コト足れリと
なっていると想像されます。
ところが現実の山々の緑や、植物の緑を眺めてみると、
このビリジャン色をしていないのです。とくに新緑の季節の
鮮やかに輝くような緑は、赤みというか朱色みがはいっており、
ビリジャンで表現すると、妙に青々として現実味が薄れます。
ビリジャン サップグリーン
RGBという色の表示法があります。
これは原色のR(赤)、G(緑)、B(青)の混合割合を示す表記法ですが、ビリジャンとサップグリーンは、次のようになります。
●ビリジャン [RGB]= [ 0 / 103 / 81 ]
●サップグリーン [RGB]= [ 87 / 114 / 68 ]
これを見ると、ビリジャンは、赤み成分がまったく含まれていない
色だということがわかります。ビリジャンで描いた緑が、緑青のように
感じるのはこのためですね。
このことからビリジャンに、赤味を加えたら、実際の緑に近づくのでは
と思い方もおられるかも知れません。それ、ピンポン!!
赤みとして朱色を混ぜてみると、下の画像のようになります。
ビリジャン 混色した色 朱色系の色
混色した色味は、サップグリーンにかなり近く、
自分は、じっさい水彩画を描く際に、この混色を利用しています。
前記事2010年01月21日→「緑というとビリジャンが定番だけど・・・」

