三十五年ぶりのスピーカー自作 | ダラダー夫婦さぼちゃんとむしょくんの日記

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一緒にダ・ラ・ダ・ラしましょう。

たっくんもサボちんも、居間にいるとテレビばかり見ているため、特にたっくんとパパちんが顔を合わせる、朝夕の食事時間帯は、テレビを見ないことにしました。

宿題を見たり、詰め将棋を一緒に解いたりと、親子の時間を有効に使えるようになりました。

ただし、ひとつ不自由な点は、出勤前に天気予報や交通情報がわからないことです。

「FMでも聴けるように、ミニコンポでも買うか・・・」と思いましたが、手持ちの古いチューナーやアンプが眠っていましたので、スピーカーだけ新調することにしました。

とはいえ、雑然とした居間には、スピーカーを置く場所がありません。

そこで、天井に近い壁面に設置できるよう、自作することにしました。

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スピーカーを自作するのは、30年ぶりくらいです。

小学生の頃には、よくラジカセなどに使われていた12センチの安物フルレンジSPなどを使用して自作しました。

高校生の頃は、長岡鉄男の「オリジナルスピーカー工作45」などが愛読書でしたが、予算の都合もあり、実際にはダイヤトーンのP610や、パイオニアのPAX-A20など、古典的なユニットを使いシンプルな箱を自作していました。

今回使用したFE83Enも、いつかはFEシリーズを使ってみたいと思っていて、しかし予算の都合もあり、いちばん小さいものを選択しました。

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かつて、スピーカーの丸穴開けは、たしかドリルと手ノコと木工やすりで格闘していたと思いますが、現代ではさすがに文明の利器、”自在錐”に頼ることにしました。

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自在錐を使うのは初めてです。

ちからの加減は、想像していたほど難しくはありませんでしたが、ドリルへの負荷が非常に大きく、すぐにオーバーヒートするのには閉口しました。

また切りくずが四散するため、広い範囲の養生が必要ですが、それでもドリルと手ノコとヤスリで開けるよりは、はるかに軽便です。

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送料込みで二千数百円、これは良い買い物でした。

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エンクロージュアは、ホームセンターで入手できた幅12cm、厚さ1.5cmほどの6尺の板を3枚使って、無駄のないような板取りにしました。

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塗装作業は、たっくんの担当です。

カラーは、壁紙の色に合わせて、バニラホワイトにしました。

表面の仕上げは、との粉まで用意したのですが、面倒になり塗装のみになりました。

吸音材も、ティッシュペーパーを詰め込んで代用しました。(気分の問題・・・効能は不明です)

バスレフダクトには紙パイプを使用しました。

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背面のコネクターは、ネットで調達しました。

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やっと、スピーカーユニットを取り付けるところまできました。

単なる木工と異なり、この後に「どんな音がでてくるのか?」期待があるため、作業していてとても楽しいです。

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完成しました。

導通テストをして、壁に取り付けました。

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さて、感激の・・・瞬間です。

とても軽快で、なかなか弾力的なサウンドです。

ボリュームを上げると、8cmの小さなユニットとは思えない音場の広がりを感じられます。

ボーカルは少々鼻声気味ですが、そう悪くもありません。

ただし、艶っぽさや、しっとり感といった表現は控えめです。

これからエージングで良くなるのでしょうか。