育休中に家を建てたから、
所得が低くて住宅ローン控除額を捨てることになった話のつづき。
私の育休あけの年間所得は、
89万円だったので、
所得税も住民税も普段よりかなり少ない
初年度は住宅ローンの年末残高が1番多いのに、ちょっともったいないことになってしまったのですが、
仮に、
夫の持ち分を多めにしてみたらどうだったのか
計算してみました
トータルの借入金が4,000万だったとして、
夫2500万
私1500万
の比率にしたら、
夫が受けられる住宅ローン控除額は、
所得税全額+住民税136,500円(課税所得の7%)
年末残高の1%が上限なので、
月10万くらい返済してるとして、
2400万×0.01=24万が上限。
持ち分半々だったら、
最大19万ぐらいしか控除できなかったので、
単純に考えると夫に持ち分を多く割り振るほうがいい気もします
が
しっかりと恩恵を受けるためには、
それなりの課税額がないといけません
うちの夫は所得税は最低税率の5%。
年間課税額は10万ぐらいです。
そして、
住民税は20万ぐらい課税されていますが、
住民税から控除できるのは136,500円までと決まっています
と、
いうことは、
いくら持ち分を操作したところで、
控除額は10万+136,500円で頭打ち
さらに
私の所得が低いので、
共働きですが
配偶者特別控除を申請できちゃいます
配偶者特別控除は、
38万の壁を超えてしまう人でも、
年間の合計所得金額が48万円超133万円以下(平成30年分から令和元年分までは38万円を超え123万円以下、平成29年分までは38万円を超え76万円未満)であれば、
適用できる控除です
私は去年の所得が89万ぐらいでしたので、
夫に年末調整のときに申請してもらっていて、
夫の所得から36万円控除してもらえます
ただ、
ということは、
夫の課税額はさらに下がることになって、
住宅ローンで引ける額が減ります
さらにさらに、
保育料を抑えるために、
夫はiDeCoにも加入してまして、
iDeCoも所得控除なので、
年間の掛金は控除されます。
そうなってくると、
妻の育休明けの年は、
夫の課税所得も低くなることになるので、
やっぱり我が家が住宅ローン控除の恩恵を
最大限受けるのは難しい
ということになりそうです。
でも、
今回のことはすべてのマイホーム建築予定のご家庭に当てはまるわけではありません
我が家は損をしたのは、結局
住宅ローン控除の大原則である、
身の丈にあったローンを組んでいなかったから
ただそれだけのことです(笑)
なので、
もっと所得が多くて所得税ガンガン取られてる方は、配偶者特別控除を適用されても(夫の所得は1000万までですけどね)、
iDeCo入ってても納税額が多いから平気ですよね。
ちなみに、
我が家は戦略として、
頭金用の貯金1500万は使わず、
ローンをフルで組んで住宅ローン控除の恩恵を受けようという作戦をとったので、
身の丈にあっていないローン額になっているのですが、
そもそもちゃんと恩恵をフルで受けられるのかという計算をきっちりしておくべきだったかなぁと、少し反省しています
でも、
とりあえず来年度の保育料は
確実にランクダウンして安くなるので、
トータルのプラスマイナスで見ますと、
住宅ローン控除可能額を捨てる金額
71,500円
配偶者特別控除適用で安くなる夫の税金
所得税18,000円+住民税33,000円
計51,000円(多分)
私の所得減で安くなる保育料
月6,000円×12ヶ月 72,000円
プラス、0歳から1歳クラスになることで下がる分は月7,000円
私の所得が低くなることで下がる私の税金
所得税80,000円+住民税110,000円(多分)
計190,000円
という感じでしょうか
トータルで考えれば、めちゃくちゃもったいないことしたわけでもないかな
なにより、
妊娠中のマイホーム建築では、
赤ちゃんを広い新居でのびのび育てられる
という大きなメリットがありますので、
私はそこまで後悔していません
妊娠、出産を機に
これから家を建てる方の参考になれば幸いです
新居でのびのび育ってます
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