大阪の近鉄アート館に、待ちに待ったムーミン展が来た。
トーベ・ヤンソン生誕100年だそうです。
原画展が、やはり素晴らしかった。
おおよその作が、わたしが生まれたころの作品だったのだが、保存状態が素晴らしかった。
作家でもあり、挿絵も描いたトーベには、確たる世界を持っていて、自分の描いた小説に相応しく、小さなトロールたちを愛情深く描いたのだと思います。
作家の余技を超えて、画家としての観察力もすごかった。
こういう人は、他にはドリトル先生の作者、ヒューロフティングが、やはり自作に挿絵をつけていましたが、私はどちらも好きです。
自分で挿絵を書くと、自分の物語の中身を正しく具現化出来ていいのかもしれない。
海、波、針葉樹、霧の描写が的確で、しかもムーミンの世界観とブレていない。
北欧の島で暮らしていたという彼女の、目と手がすごい。
波の描写が、海を身近に感じている人の目だった。
霧の描写が、森の中を深く観察している人の目だった。
ほとんどが白い紙にペン書き、または水彩。
一部黒地を引っかくスクラッチもあった。
習作、スケッチを、挿画になった作品と並べて展示していたので、下書きと仕上がりを比べてみることが出来て、線の引き方や登場人物の描写へのこだわりがよくわかり、すてきだった。
平日にしては、人は多かったと思うが、ならんで、絵を見て流れていく感じだったので、一枚の絵を1~2分程度は独り占めは出来た。満足。
グッズのお買い物も楽しかったし、レジ列はすごかったけど、さばきも的確で、待たされず、いい気分で会場を後にした。
一階上の催事場でのムーミンカフェは、残念ながら満席だったけど、向かいのMIOのムーミンスタンドはすいていたので、そちらで、ニョロニョロの種を飲んで帰ってきた。
いい展覧会です。
北欧に興味のある方もどうぞ。25日まで。