当時、売上ダウンは業界全体の問題でした。
大手企業は市場を活性化しようと新しい企画を次々に打ち出しましたが、
焼け石に水というより、溶岩に水滴といった有様で業界全体が迷走状態でした。
そんな時、業界のパーティでD氏と知り合いました。
ドイツ企業で働いていたD氏は全く畑違いの この業界で起業を計画し、
事業パートナーを探す目的でパーティーに出席していました。
売上低迷の出口が見つからなかった私は、彼のビジネスプランを聞きました。
詳細は避けますが、D氏のプランは斬新でルール違反スレスレでした。
固定観念にとらわれていた私はショックを受けましたが、とても新鮮でした。
この才能を他社に取られたくない…
私はD氏を囲い込むため、D氏は業界のコネと資金を得るため、共同で新会社を設立することになりました。
持株比率はD氏が51%、私の会社が49%
取締役はD氏、私は自分の会社の都合上 名前を出したくなかったので役員にはなりませんでした。
さて私から事業資金を引き出したD氏は、水を得た魚のようにあちこちの会社に営業をかけていきました。
そして彼は気が付いたのです。
釣った魚(私)はお金が無く、自分を安売りしてしまったことに…。
ここからD氏の怒涛の裏切り行為がスタートします。
人間への道は続きます。