事実評価の原則
考課者訓練等などで、公正な評価をするために「部下の仕事ぶりをよく見て、メモしなさい」と言われますが、現実には、そこまでなかなかできません。何かよい方法はないでしょうか。
そうですね。おっしゃるように事実に基づく評価が大事です。「記憶」による評価ではなく、「記録」による評価をするようにすることが大事です。
ただメモすると言っても、部下ぶりすべてをメモしようと思うと大変なことになってしまします。普通に管理監督活動を行っていて、よいことがあったらほめる、いけないことがあったら叱る、注意するというアクションを起こして、そのことをメモするようにします。
特に、ほめたり、叱ったりしなかったということに関しては、上司の期待の範囲であったということになります。
また、仕事の結果からプロセスの確認をするようにします。目標管理等でよい結果が出たということは、よい結果が出るようなよい点(能力や行動、努力、外的要因など)があったということですから、その部分を確認する。また、悪い結果が出たということは、何か悪いことがあったということですから、その部分を確認するということで、見えない部分が見えるようになってきます。
このように、日ごろの仕事ぶりに関する行動メモと仕事の結果から確認できた事実により、評価するようにするとよいと思います。
いずれにしても、日頃からのコミュニケーションが非常に大事になってきますね。